2019年11月13日(水)三島西中学校にて学校保健委員会が開催され、HITO病院乳腺外科部長 小坂泰二郎医師が「がんについて考えよう~人生100年世代の心構え~」と題して全校生徒303名に熱く語りかけました。
がん細胞の説明のために、隊列を意図的に不整列に並べたり、積み木を使った再現エラーでがん細胞ができる仕組みについて分かりやすく説明し、理解頂きました。その他にも、バランスの良い食事摂取や運動の大切さをお伝えする等、普段の授業の延長のようでありながら、がん医療専門の医師ならではの内容も織り交ぜつつ講義を行いました。生徒の皆さんも終始興味津々に聞いていただき、たくさんのがんに関する質問をいただきました。
また、生徒のお父さんやお母さんに対してのメッセージとして、定期的な健康診断を利用することにより、早期発見につながり、大切な家族のいのちが助かることの重要性や、情報があふれている時代に自分の頭で理解し判断することの重要性を子宮頸部ワクチンの事例を通じて紹介いたしました。
当日は市保健センター保健師の参加もあり、小坂医師による説明と併せて市主催の健康診断についてもご案内いただき、「人生100年」世代である中学生にとって、がんという病気についての理解促進と健康診断の重要性を理解していただけたかと思います。今後も市内中学校を中心にがん教育を実施していきます。