HITO病院には地域包括ケア推進室という部署があります。『HITO病院』、『スタッフ』、『患者さま』、『医療機関・介護施設』、そしてひいては『地域全体』を相互に‘つなぐ’という、大きな・重要な使命を持つ部署です。では具体的にはどのような活動をしているのでしょうか。ここでは地域包括ケア推進室の3つの部署についてご紹介いたします。
1階HMSC(サポートセンター)は、患者さまの病気や治療に関する不明点・疑問点などを、お気軽にご相談いただける窓口です。医師や看護師と相談しながら、患者さまやご家族の不安を解決していくためのお手伝いをいたします。
プライバシーと入りやすさを重視し、1階正面玄関を入ってすぐ左側、ロビーとは分離した場所に設置しています。看護師が配置され、患者さまの様々なご相談に対応しています。
また、相談ブース全6か所のうち3か所は完全個室です。プライバシーが守られた環境での個別相談が可能です。
2003年7月1日に地域医療介護連携課を開設し、地域の皆様を支えるために県内外の病院や開業医の先生方と連携・協力し、地域全体でのサポート体制を強化しています。医療や介護についてのご相談や、紹介患者さまの外来受診・転院相談など、お気軽にご連絡ください。
地域医療介護連携課には現在医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)が6名おり、日々元気に飛び回っています。
患者さまが生活の場に戻るために、多職種と協力し、様々な制度やサービス・物を活用し支援します。
当院には様々な機能の病床があり、その機能を活用してもらうため、他医療機関からの患者さまの受け入れ調整を行っています。疾患や症状に応じて適応病棟が異なり、医師や看護師と協力し、調整を行っています。
医療・介護機関同士の連携を図ることは、患者さまへの医療・介護サービスの質の向上に直結します。そのために、病院・事業所の訪問や研修会や講演会の企画・運営を行い、課題の明確化や解決、情報交換や勉強を行っております。
地域医療介護連携課では、地域の皆さまの疾病の知識を向上し、疾病予防に繋げ、地域の健康を促進するため、地域医療講演会を実施し啓蒙活動を行っています。5疾病(脳卒中・心臓病・糖尿病・がん・認知症)や婦人科疾患、整形疾患、形成疾患などに関する講演会を開催しました。多くの方にご参加いただき、ご好評をいただいております。
地域包括ケア推進課では、各部門が実施する地域包括ケア事業の全体統括を行っています。
地域の皆さまとHITO病院とをつなぐ窓口として、また院内スタッフと地域の皆様との窓口として、関係各所と協力しながら地域包括ケアシステムにおける「自助・互助・共助」をお手伝いさせていただいております。
また、「HITOフレンズ」というボランティアさんを募集することや、地域貢献のためにボランティア活動を実施しています。
様々な年代の方が、住み慣れた地域でいつまでも輝いて活動できるように支援しています。