排尿トラブル

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排尿トラブル

いろいろな原因で排尿の困難(尿意の回数の過多・過少、排尿開始困難、尿失禁等)が起こります。 正常の排尿状態とは尿がたまる時期と排出する時期に分けて考えると以下の状態と思われます。

蓄尿期

    
         
  • ある程度尿がたまると尿意を感じる。
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  • 尿意を生じてからもある程度我慢ができる。
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  • 十分な量を膀胱にためることができる。
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排出期

    
         
  • 排尿を意図すればいつでも排尿することができる。
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  • 排尿に際し特別な努力を要さない。
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  • 排尿中尿線をある程度中断できる。
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  • 残尿はない。
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これらの一つでも障害される状態を排尿障害と言います。

多尿

    
         
  • 1日の尿量が2500ml以上の状態を言います。
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頻尿

    
         
  • 昼間頻尿は日中覚醒時の排尿回数が8回以上を言い、夜間頻尿は夜間就眠中に覚醒しての排尿が2回以上を言います。
    頻尿は多尿、膀胱粘膜刺激、ストレスなどによりおこります。他にも糖尿病、尿崩症、膀胱炎、神経因性膀胱(後述)が原因として考えられます。
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尿閉

    
         
  • 膀胱の尿を排出できない状態。前立腺肥大症のある高齢男性に多い病気ですが、膀胱瘤など骨盤臓器の下垂によっても起こります。
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子宮脱を参照ください

乏尿、無尿

    
         
  • 乏尿は一日の尿量が400ml未満、無尿は100ml未満の状態
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残尿感

    
         
  • 残尿あるなしにかかわらず、残っているように感じること。膀胱炎、尿路感染で多い。
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尿失禁

尿を自分の意思によらず排泄してしまう(尿を漏らしてしまう)病気です。
尿失禁の原因が膀胱、尿道括約筋障害であることが非常に多く、高齢の多産婦によく見かけます。
原因・病態別に、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、混合性尿失禁、溢流性(奇異性)尿失禁などに分類されています。

女性の場合、20~60歳代の実に35%が、また40、50歳代では40%を越す方が尿失禁の経験者と言われていて、病気であるとの自覚が薄く、正しく認識されていません。
尿失禁は「なって不思議ではないもの」、「年のせいだから」、「恥ずかしい」という考えを改め、積極的に向き合うことが大切です。 その原因は加齢、出産、女性ホルモンの低下にともなう骨盤筋力の衰え、脳血管障害などによる機能低下といった、主に“からだ”に起因するものと、 心の悩みや不安感、緊張感といった“ストレス” に起因するもの、あるいは両方が絡んでいることがあるとされています。

婦人科と泌尿器科で連携するTOT手術

このような症状に対する治療に、TOT手術があります。TOT手術は、尿道の下の膣壁と両側股関節の内側を小さく切開し、その間にメッシュテープを挿入することにより尿道を支える治療法で、からだへの負担は比較的小さく、痛みも軽いため、通常は手術翌日に歩行や食事が可能です。当院では、泌尿器科、婦人科医師が連携を取りながら診察し、合同で手術をすることができます。まずはお気軽にご相談ください。


骨盤底筋訓練

女性では、出産や出産に伴う体重の増加で骨盤底筋が弛んできますので、いつも骨盤底筋を訓練することで、尿失禁にならないようにすることが大切です。 肥満も骨盤底筋に重みをかけるので、肥満にならないように心がけましょう。

また、脳卒中や糖尿病は尿失禁を起こしやすくしますので、こういった成人病にならないようにすることも大切です。
骨盤底筋訓練は、難しくありません。いつでも、どこでもできるのです。 たとえばいすに座っているとき、お風呂に入っているとき、トイレで、などどこでもできます。その要領は、人前でおならが出そうになった時に、 きゅっと肛門括約筋を締めて我慢する感じです。
はじめは3秒間、慣れてきたら10秒間収縮させ、リラックスする、これを毎日10-20分繰り返して行うことで症状の改善が期待できます。

    

婦人科で取り扱う病気

外来診察担当表

婦人科

 
午前
9:30~11:30
午後
13:30~16:30
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾

スタッフ紹介

婦人科 部長
小川晴幾
おがわ はるき
婦人科 部長
小川晴幾
おがわ はるき
卒業年次
昭和57年卒業
専門分野
産婦人科一般
学会認定・所属学会
日本産婦人科学会専門医
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私は、婦人科腫瘍を専門としておりますが、産科や骨盤臓器脱なども診療して参りましたので、 広い範囲にわたって婦人科疾患を経験しております。気軽に私の外来を受診してみてください。
婦人科では、子供から老人までのすべての女性のデリケートな内容を扱いますので、そのことに配慮しながら診察を行います。