ピル

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ピルとは

日本での避妊用女性ホルモン剤を指す俗称で、経口避妊薬(OC: oral contraceptive)とも呼ばれます。 毎日同じ時刻に飲み忘れなく服用することで血液中のホルモン濃度が一定し、卵巣が働かなくてもよい状態になり排卵が起こらなくなります。 排卵を停止させることにより、ちゃんと服用すると、ほぼ確実に避妊することができます(妊娠率0.3%)。 ピル服用後に吐いてしまったり、他の薬剤の併用などする場合、効果が弱くなったり、効果がなくなる場合もありますので医師にご相談ください。ベッサリーやコンドームを使った場合より避妊効果は高いです。

避妊用低用量ピルについて

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)のごく低量の低用量ピルが現在、最も一般的で、副作用やリスクも中用量ピルよりも 半分くらい少ないとされています。しかしピルの服用は年齢を重ねるごとにリスクは増加いたします。

避妊効果

以下の作用により避妊効果を示します。
1.排卵を抑制する働きがあります。
2.子宮頚管粘液の粘度を増加させ、精子が入ってくるのをさまたげるため受精を防ぐことができます。
3.子宮内膜が薄く変化するので、卵子が着床しにくくなります。

副効用

排卵がなくなることにより、生理痛、月経時の出血量が少なくなる、月経前のイライラや倦怠感、にきびや肌荒れ(PMS)が軽快する、 月経周期が一定する等が起こります。子宮内膜症などにも効果が認められています。

服用方法

ピルは、月経初日(月経から5日以内)から服用するものや、月経が始まった次の日曜日から服用するものなどがあり、医師の指示に従い内服を開始します。
服用期間については、28日を一周期として服用するものと、21日間服用し服用後1週間休薬するものがあります。
毎日1日1錠、一定の時刻(例:就寝前)に服用してください。2周期目(服用開始から29日目~)以降は、月経の有無にかかわらず、1周期目と同じ服用方法で避妊する期間繰り返し服用します。
服用を開始した最初の1週間は、他の避妊法と併用してください。
必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合

1日~2日飲み忘れた時は気付いた時点ですぐに前の日の薬を1錠飲んで、その日の分は定刻に飲みます。 3日以上飲み忘れたら、一旦服用を中止して他の避妊法に切り替え、次の生理からまた最初から始めます。

副作用

服用開始後、吐き気やめまいや頭痛などが起こる場合がありますが多くても3ヶ月でほぼ無くなります。体重に関しては相関関係が無いと言われております。 長期服用の際は、定期的に貧血・肝機能検査等を受けて頂く事をお勧めいたします。また、1年に1度、子宮癌・乳癌等の検査を受けることをお勧めします。 ピルを服用する事により卵巣癌のリスクが減ると言われております。乳癌に関してはやや増加するとされております。 また、子宮頸癌はピルが原因で増加するとは考えられていません。性感染症の防止はコンドームで行ってください。

  
 

血栓症:滅多に起きるものではありませんが、最も恐ろしい副作用です。

ほとんどの方が気にしなくてよいものですが、以下のような方は血栓症のハイリスクと考え服用は見合わせた方がよいと考えます。

  • 高血圧の方
  • 高度の肥満(BMI30以上)の方
  • 血栓症にかかったことのある方
  • 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
  • 前兆を伴う片頭痛のある方

ピル処方の流れ

まず問診表の質問にお答え頂き、血圧,体重の測定を行います。原則として血液検査も行います。 内診や子宮癌検診は処方には必要ではありませんが、皆さんに年1回の検診はお勧めしております。その後服用方法につき説明させて頂き、お薬をお渡しします。 原則として月経開始日より服用を開始して下さい。
問題なければ次回以降の処方は6か月分まで可能です。 来院時に毎回血圧,体重測定を行います。必要に応じて血液検査も行います。

費用

低用量経口避妊薬   1シート(4週間分):3,240円(税込)

婦人科で取り扱う病気



外来診察担当表

婦人科

 
午前
9:30~11:30
午後
13:30~16:30
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾
小川 晴幾

スタッフ紹介

婦人科 部長
小川晴幾
おがわ はるき
婦人科 部長
小川晴幾
おがわ はるき
卒業年次
昭和57年卒業
専門分野
産婦人科一般
学会認定・所属学会
日本産婦人科学会専門医
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私は、婦人科腫瘍を専門としておりますが、産科や骨盤臓器脱なども診療して参りましたので、 広い範囲にわたって婦人科疾患を経験しております。気軽に私の外来を受診してみてください。
婦人科では、子供から老人までのすべての女性のデリケートな内容を扱いますので、そのことに配慮しながら診察を行います。