2016年12月より医師全員が Apple 社のデバイス「iPad」を持ち、シスコシステムズ(世界最大のネットワーク機器開発会社本社:米国)の Wi-Fiネットワークにおける端末接続の分散と優先順位を iOS に最適化した上、ACN(Apple Consultants Network)の認定資格を持つメディカル・データ・ビジョン株式会社(以下、MDV)が提供する実臨床データ検索アプリを診療の現場にて活用開始しました。
導入の背景として、病棟機能分化が進み、医師が院内を移動する必要性が増したことからどこでもつながるネットワーク環境の整備と、患者さまの高齢化が進み合併症の対応など医師の専門外広汎の知識が求められるようになったことから、医療情報・実臨床データをすぐに確認できる環境整備が急務となっていました。
院内における全医師が iPad を持ち、実臨床データを用い、活用した診療を行うことは国内初(※当院調べ)の事例であり、地方においても最新の ICT を利用することでよりよい医療サービスを提供したいと考えています。
また院内で活用される iPad を通じての院内コミュニケーションやデータ転送は、通信が途切れることなく病院診療に最適化され、医療ガイドラインの参照や業務改善につながり、iOS のセキュアな環境により安心・安全な医療を患者に提供できるようになります。
今後は医師が持つ iPad には臨床、よりよい医療サービスを提供するために必要なアプリケーションをMDV と協力拡充から開発を進め、一層の院内 ICT 化進行、iPhone/iPad を医療従事者に貸与し、医療サービスの創出・改善を行う予定です。