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投稿日

2017 04 01

【更新】胆膵(たんすい)専門外来の内容を更新しました

胆膵(たんすい)専門外来

胆膵専門外来では、胆のう・胆管や膵(すい)臓の検査を行います。
健康診断で胆石や胆嚢ポリープ、膵臓の嚢胞を指摘された方は、一度検査をしてみませんか。 また、上腹部の痛みや背中の痛み、黄疸、体重減少などの症状のある方は、胆のうや膵臓に病気がないかどうか検査することをお勧めします。

胆膵とは


胆道系
みぞおちの少し右側に位置します。肝臓で胆汁(黄色い消化液)が作られ、胆管を通って、十二指腸に排出され、消化を助けます。
胆汁を一時的に溜めておくのが、胆のうという袋で、食事をすると胆のうが縮み、胆汁が排出されます。特に脂っこい食事をとったときに胆汁が多く出されます。
胆石や癌などの病気があると、主に食後にみぞおちやその少し右側の季肋部(肋骨の下あたり)が痛くなったり、黄疸が出たりすることがあります。

膵臓
みぞおちの背中側(胃の背中側)に位置します。膵液という消化液を十二指腸に排出し、消化を助けます。
また、インスリンなどのホルモンを作り血液中に送ることで血糖を調節する役目も果たしています。
膵臓に病気があると、みぞおちや背中~腰に痛みが出ることがあります。

どんな疾患がありますか?
胆道系の良性疾患:総胆管結石、胆石症、胆のう炎、胆管炎
腫瘍性疾患:胆管癌、胆のう癌、膵癌、十二指腸乳頭部癌、膵嚢胞性腫瘍
膵臓の良性疾患:急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎、膵石症

どんな症状が出ますか?
腹痛(主に上腹部痛)、嘔気
発熱(炎症がある場合)
食欲不振
黄疸、褐色尿(尿が赤茶色くなること) などです。

どんな症状が出ますか?

胆のう・胆管や膵臓の検査は、血液検査や、各種画像検査(腹部エコー、CT、MRI)などを主に行います。
さらに詳しい検査が必要となった場合には、内視鏡検査(超音波内視鏡、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP))などを行い、診断します。

ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)


内視鏡的逆行性胆管膵管造影のイメージ図


白く映っているのが胆管、その中の黒い部分が総胆管結石です。


バスケット鉗子で把持しています。これを十二指腸にひきずりだして排石します。

内視鏡を口から挿入し、十二指腸まですすめます。十二指腸のファーター乳頭という、膵管や胆管の出口からカテーテルを挿入し、 造影剤を注入して、レントゲン写真を撮影します。あわせて、膵液や胆汁を採取して細胞診を行うことも可能です。
また、必要があれば治療を行います。結石を胆管から十二指腸内に排出したり、胆管や膵管の狭窄(狭くなったところ)にステントを留置して、 胆汁や膵液の流れを良くする処置を行い、黄疸や腹痛をとる治療を行います。

EUS(超音波内視鏡)

通常の内視鏡の先端に、超音波の端子が付いている内視鏡です。食道・胃や十二指腸の中から、超音波を当てて、 それらの外側の臓器(膵臓や胆のう、リンパ節など)を観察します。必要があれば、針を刺して、吸引し、組織採取を行うことも可能です。


コンベックス型の超音波内視鏡(EUS)の画像です。
黒いのは膵臓内の嚢胞です。通常のCTやエコーでは指摘できない、嚢胞内の病変が見えます(黒い部分のなかにあるグレーの丸い部分)


超音波内視鏡の先端 (EUS)

胆膵専門外来は予約制です。
ご予約・お問い合わせは「サポートセンター」へ

電話:0570-035320 FAX:0896-58-5350