その他 新着情報・ニュースリリース menu
HITO病院 menu close
  • 看護部
  • 採用情報
  • mail
  • map
  • facebook
  • twitter

x 閉じる

投稿日

2017 09 11

耳鼻咽喉科を開設いたしました。

平成29年9月11日より耳鼻咽喉科を開設いたしました。

開設の運び

平成29年9月11日に、耳鼻咽喉科を開設する運びとなりました。
四国中央市がある宇摩圏域には、耳鼻咽喉科を備えた医療機関が少ないという現状がありました。また耳鼻咽喉科があっても、手術や入院に対応できるところは、宇摩圏域のみならず隣接する香川県の西讃地域や徳島県三好地域にもありませんでした。
そのため当院に対しても、かねてより地域の皆さまや開業医の先生から耳鼻咽喉科開設のご要望を頂いておりましたが、この度、愛媛大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科より医師派遣のご支援をいただき、高木大樹医師をお迎えして、その実現に到りました。
今後とも開業医の先生方と連携し、地域全体で耳鼻科の患者さまをスムーズに受け入れる一助となれますよう、尽力して参ります。



開業医の先生方と連携し、地域全体の手助けに

平成29年9月11日より、新たに開設した耳鼻咽喉科で勤務させて頂くこととなりました。こういった総合病院での新規開設に立ち会うことは滅多にない機会であり、責任の重さで身が引き締まる思いです。
耳鼻咽喉科で扱う領域は体全体のごく一部にも関わらず、「息をする」「食べる」「聞く」「嗅ぐ」など、生きていく上で非常に重要な動作が詰まった場所です。どれか一つでも障害されると生活の質が大きく下がるため、これらの問題を発見・治療することが耳鼻咽喉科の使命と考えております。首から上(眼と脳は除く)の症状で何かお困りの方はどうぞお気軽にお問い合わせください。お待ち頂くこともあるかもしれませんが、一人一人の患者さんに納得した医療が提供できるよう丁寧な診療を心がけていきます。
宇摩圏域のみならず、近隣の地域医療に少しでも貢献できるよう粉骨砕身尽力していきますのでよろしくお願いいたします。

耳鼻咽喉科でできること

耳鼻咽喉科では、主に耳、鼻、のどの症状に対しての診療を行います。また当科では内視鏡を使った手術も扱っていますので、患者さまの体の負担をできるかぎり少なく、また早期に社会に復帰したり住み慣れたお家などに戻ることができるようサポート致します。
※疾患の種類や容体によっては、手術の方法や入院期間に影響があることがあります。



※鼻の中が曲がっている病気:片鼻だけ鼻づまりしやすかったり、鼻血が出やすい、いびきがひどい、副鼻腔炎(副鼻腔という空洞内の炎症)を発症・再発を繰り返し慢性化しやすくなるという病気です。



短時間・低侵襲でできる鼓膜の手術

中耳炎などの耳の炎症を主な原因として、鼓膜に穴が開いてしまうことがあります。穴が開くことで膿が出てきたり、耳が聞こえにくくなります。通常中耳炎が治ると穴は自然と塞がりますが、穴が大きい場合や、慢性中耳炎などで数か月以上穴が開いてしまっている場合には、手術による鼓膜の再建が必要です。
当院では、「湯浅法(接着法)」と呼ばれる術式で鼓膜形成を行います。局所麻酔での手術が可能であり、手術時間は1時間程度で済みます。すべての症例ではありませんが日帰り手術も可能です。そのため、日常生活や仕事への影響も少なく済みます。
「聞こえはよくなりたいけど仕事を何日も休むのは…」と、治療に踏み切れずにいた方は、ぜひお問い合わせください。

長い間、鼻の症状に悩んでいる方へ、、傷跡も最小限の手術が可能



風邪を引いた時などに悩まされる「鼻水」「鼻づまり」。これは鼻の上や横にある副鼻腔という空洞部分が細菌などに感染し炎症を起こしている状態で、「副鼻腔炎」と言います。副鼻腔炎は大きく急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎に分けられますが、特に慢性副鼻腔炎は「蓄膿症」とも呼ばれ、鼻づまりや顔面・歯の痛み、鼻の奥の悪臭などの症状が長期間にわたって続き、集中力の低下や睡眠不足にも繋がります。

当院で行う「鼻副鼻腔内視鏡手術」は、このような症状に対し、体の負担が少なく済む手術です。内視鏡を鼻から挿入し、モニターを見ながら炎症によって腫れた粘膜を切除して、空気や鼻水の通り道を広くします。以前は歯茎を切って行っていた蓄膿症の手術も、鼻の中からほとんどすべての操作が行えるようになったため、傷跡が最小限で済みます。また、この手術法はアレルギー性鼻炎や鼻の仕切りが曲がっている人(鼻中隔湾曲症)などにも有効です。もちろん手術だけでなく投薬治療も可能です。長い間鼻の症状に悩んでいる方は、ぜひご相談ください。

高熱・のどの痛み、扁桃炎治療で快適な生活へ