投稿日

2023 08月 10日

愛媛県初！身体への負担が少ない治療「経尿道的前立腺吊り上げ術（ウロリフト）」導入

当院では、2023年4月より、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療法として『経尿道的前立腺吊り上げ術 UROLIFT（ウロリフト）』を愛媛県で初導入しました。この治療法は従来と比べ、手術時間や入院期間の半減、さらに前立腺組織を加熱・切断・破壊・切除することなく治療ができるため、身体への負担が少ないことが特徴です。従来の手術は合併症や術後の身体機能低下のリスク等が伴う場合に施術が困難でしたが、身体への負担が少ないことで手術困難な症例も治療の適応となります。

前立腺肥大症とは排尿障害の中でも代表的な疾患で、年を重ねるごとに前立腺が大きくなり、尿道を圧迫して尿が出にくくなる病気です。年齢別割合では、50歳で約3割、60歳で約6割、70歳で約8割、80歳で約9割と、高齢者に多く見られる疾患です。
更に、愛媛県の高齢化率は33.2%（2021年）と全国平均よりも高く、四国中央市で泌尿器科医師が常勤として在籍している病院は当院のみであることから、今後の高齢化と地域性とを考慮し、必要な治療法であると考え、2023年4月にウロリフトを開始しました。

「排尿障害」は、自らの活動を制限し、閉じこもりや寝たきりになったり、精神的にも大きな負担となります。是非、お気軽にご相談ください。

詳しい内容は泌尿器科ページへ

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