NTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社スマートゲートと協働で、「スマートグラスを活用した未来型看護の実証実験」を7月14日より行うことを報道発表しました。
- これはスマートグラス(小さなカメラとモニターが搭載されたメガネフレーム)と見守りカメラを活用した患者さんの遠隔見守りを看護病棟にて検証するものです。
以前までは同時のナースコールに対して各病室まで移動しなければ緊急性や優先順位などの判断がしにくいという場面がありましたが、スマートグラスを活用する事で、患者さんからの呼び出しに対し、目元のモニターでリアルタイムに状況を確認することができ、緊急性が高いかどうかや優先順位の判断材料の一つとなります。
また、患者さんやスタッフ同士で音声でのコミュニケーションが取ることができ、さらに映像も共有することができるため、第三者の助言を得ながらの処置も可能となり、新型コロナウイルスの影響で臨床での経験が乏しい若手看護師の教育にも活用できます。
看護師の人材不足が問題となっていますが、看護師の負担軽減を図りつつ、患者さんにとって安全なケアを提供するための取組の一つであると考えています。今後変化する医療現場において柔軟に対応し、患者さんに安心した医療の提供を、働き手に選ばれる職場を目指します。将来的には地域の中で場所に縛られずに働くことができる環境づくりのひとつとして、地域を支えることができればと思います。