10月3日に川之江ふれあい交流センターにて、『糖尿病性腎症重症化予防セミナー in 四国中央市』が開催されました。
今回のセミナーは現在八幡浜市で行われており、モデルケースとして非常に注目を集めている糖尿病性腎症重症化予防の取り組みについて学ぶことをテーマとしたものです。当院からは内科部長の扇喜真紀医師が座長として参加しました。
はじめに八幡浜市保健センター成人保健係保健師の中川綾先生が公演されました。八幡浜総合病院と協働した保健師の活動について、患者様の具体的な症例も交えながらご説明され、医療機関と保健師の情報共有がいかに重要であるかを改めて認識させられるものでした。
そして、市立八幡浜総合病院内科部長酒井武則先生からは、八幡浜市の取り組みについての経緯や問題点、効果について、非常に詳細な部分まで講話をいただきました。「八幡浜市糖尿病サポーター制度」の導入や医療の機能分化の推進などは、四国中央市でも大変参考となる内容でした。
当院も今回のセミナーの内容を受けて、宇摩圏域の中核病院としての役割を果たすべく、糖尿病性腎症重症化予防に向けた取り組みを今後も行政や地域医療機関と連携して推進していきたいと思います。