子宮癌は、性交等により起こるウイルス感染が原因で起こることがわかってきており、若いからならないということはありません。 自覚症状がなくても、子宮癌になっていることもあり、年に1回は必ず受けて頂きたいと思います。
当院では、子宮癌検診を積極的に勧めております。公的な費用補助制度もありますので詳しくはお問い合わせください。 また、当科では検診で異常が見つかった場合の精密検査~治療も行っております。
子宮癌は癌の中でも比較的治りやすいとされています。しかし、治療をしないで放っておくと癌は進行し、他の部位へと転移してしまいます。
子宮癌には、「子宮体癌」と「子宮頸癌」の2種類があります。「子宮体癌」は、子宮の奥の子宮体部にできるもので、「子宮頸癌」は、子宮の入り口の子宮頸部にできるものです。 これらは、発生する原因、癌の構造、病状の進行具合、発症しやすい年代などが大きく違います。 そのため、検査方法や治療法なども異なってきます。 子宮頸癌は初期にはまったく症状がないため、早期発見のために検診を受けることが重要です。 子宮体癌は不正出血を伴うことが多いのですが、初期には無症状のこともあり、気にかかること(*)があればやはり検査が望まれます。
子宮体がんの原因は、女性ホルモンのバランスの乱れが大きく関係しています。 したがって、ホルモンのバランスがくずれやすい閉経前後の50~60代の女性に多くみられます。
しかし、最近では若年化する傾向があります。若い女性でも以下のひとつでも該当している方は、 生活習慣を見直したり、がん検診を定期的に受けるようにしましょう。
私は、婦人科腫瘍を専門としておりますが、産科や骨盤臓器脱なども診療して参りましたので、 広い範囲にわたって婦人科疾患を経験しております。気軽に私の外来を受診してみてください。
婦人科では、子供から老人までのすべての女性のデリケートな内容を扱いますので、そのことに配慮しながら診察を行います。