鼻中隔湾曲症

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鼻中隔湾曲症とは

鼻を左右に分けている仕切りを鼻中隔といいます。
この鼻中隔のゆがみが強く、鼻詰まりなどの症状が生じている状態を鼻中隔弯曲症といいます。日常生活に支障をきたしている場合には治療が検討されます。




症状

多くの場合鼻詰まりやそれに伴う息苦しさがあります。特にかぜなどで鼻の粘膜が腫れたり、鼻水が出るようになると症状が顕著になる傾向があります。
その他頭痛やいびきの原因になることもあります。



検査・診断

副鼻中隔弯曲は、鼻鏡や内視鏡を用いて鼻中隔を直接的に観察することで確認できます。詳細な観察にはCT検査が有用です。
そのほかにも、空気の通り道の程度を客観的に評価するために、鼻腔通気度検査と呼ばれる方法をとることもあります。



治療

鼻中隔湾曲自体は多くの人に見られ、必ずしも治療対象になるわけではありません。鼻詰まりなどの症状がみられる際には、抗アレルギー薬、点鼻薬などで鼻の粘膜を収縮させて鼻腔を広げる投薬治療を用います。
しかし、これらは対症療法であり、歪みそのものを治しているわけではなく、根本的な治療を行うには手術が必要になります。鼻中隔は左右の粘膜の間に軟骨と骨が挟まれた構造をしているため、粘膜はそのままに骨や軟骨を切除・摘出します。鼻の中の粘膜を切るため、顔に傷が残ることはありません。



アドバイス

鼻中隔矯正術は、鼻がある程度発育してから行う必要があるため、特にお子さんでは慎重に検討する必要があります。
鼻詰まり=鼻中隔湾曲症ではなく、その他にも鼻詰まりの原因は沢山あります。一度耳鼻科を受診して診察を受けることをお勧めします。