脳血管疾患について

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脳血管疾患について

脳血管疾患とは、「脳の血管が詰まったり、破れたりして、色々な脳の症状が現れるすべての状態」を指しています。
脳の血管が詰まって、その先に血液が流れなくなり、脳の一部が死んでしまう「脳梗塞」、脳の血管がもろくなり破れて脳内に出血する「脳出血」、動脈瘤という「こぶ」の壁が破けて出血する「くも膜下出血」などがあります。


対象疾患


・脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、一過性脳虚血発作)
・頚動脈狭窄症
・未破裂脳動脈瘤
・脳卒中後遺症などによる痙縮

出血性脳卒中の治療

脳出血に対する手術として、顕微鏡を用いた開頭血腫除去術やCTガイド下血腫吸引術を従来から行っていましたが、現在は、神経内視鏡を用いた内視鏡下血腫除去術を新たに開始しました。(※神経内視鏡技術認定資格者による手術的介入を行っています) 内視鏡下血腫除去術は、開頭術と比べると低侵襲である点、CTガイド下血腫吸引術とは、神経内視鏡で直視下に出血源を止血できる点が大きな違いであり、内視鏡下血腫除去術を早期に行うことで、血腫による影響で起こっている意識障害を改善させ、早期リハビリが進むことが期待できます。 当センターでは、3次元融合画像や3Dプリンターによる術前シミュレーションも行っています。また、術後の神経機能を損なわないように、ニューロ・ナビゲーション・システムや脳・神経機能モニタリングシステムも導入しており、安全で確実な手術を実践し、宇摩圏域の脳卒中診療において地域のみなさまに信頼される施設となることを目指しています。

実績

脳卒中入院患者


-脳卒中患者受け入れ件数-
平成25年度 ・脳梗塞 167例  ・脳出血 50例  ・SAH 21例
平成26年度 ・脳梗塞 170例  ・脳出血 63例  ・SAH 18例
平成27年度 ・脳梗塞 198例  ・脳出血 61例  ・SAH 20例
平成28年度 ・脳梗塞 188例  ・脳出血 54例  ・SAH 10例



脳梗塞超急性期の血栓溶解療法(rt-PA療法実施件数)


平成24年 11件(平成24年1月1日~12月31日実績)
平成25年 14件(平成25年1月1日~12月31日実績)
平成26年 19件(平成26年1月1日~12月31日実績) rt-PA静注療法の治療成績はこちら(発症3ヶ月後の自立度の比較)
平成27年 10件(平成27年1月1日~12月31日実績)
平成28年 16件(平成28年1月1日~12月31日実績)



手術件数 【H28年1月1日~H28年12月31日実績】

手術名 (内訳) 件 数
脳血管障害 21
  └ 破裂脳動脈瘤 (2)
  └ 未破裂脳動脈瘤 (0)
  └ 脳動静脈奇形 (0)
  └ 頸動脈内膜剥離術 (6)
  └ バイパス手術 (1)
  └ 高血圧性脳内出血 (開頭血腫除去術) (2)
  └ 高血圧性脳内出血 (定位・内視鏡手術) (2)
  └ その他 (8)
手術名 (内訳) 件 数
血管内手術 20
  └ 動脈瘤塞栓術 (破裂動脈瘤) (1)
  └ 動脈瘤塞栓術 (未破裂動脈瘤) (1)
  └ 動静脈奇形 (脳) (0)
  └ 動静脈奇形 (脊髄) (0)
  └ 閉塞性脳血管障害の総数 (12)
  └ (上記のうちステント使用例) (6)
  └ その他 (0)