術中CT 「AIRO」 BRAINLAB
日本初導入の術中32列ヘリカルCTは、高画質なCT撮影が可能で、
脳神経外科、整形外科、形成外科、耳鼻科領域の手術に威力を発揮します。
術中、速やかに3次元立体画像を構築するだけでなく、ナビゲーションとも連動し、
手術の精度向上および、合併症の回避に非常に有用です。
狭い術野で高い技術を必要とする低侵襲手術においても安全性と確実性を高めることが期待できます。
当院では、カテーテルを用いた血管内治療だけでなく、腹腔鏡手術、関節鏡を使用した手術を行い、患者さまの身体に負担の少ない低侵襲治療に取り組んで参りました。小さな傷での手術は、術後の痛みを軽減し、回復を早めることができますが、その反面、術野が狭く、高度な技術が必要です。
そのため、近年脳神経外科や整形外科の分野では、より低侵襲で、正確な手術を実施するためにナビゲーションシステムが導入されるようになりました。ナビゲーションで重要なのが正確な位置情報です。手術を受ける体位で撮影した画像を活用することで、術前に撮影した画像より精度が向上し、より質の高い手術を行うことができます。高画質な術中CT画像は、術者に自信をもたらし、高度な技術が必要な低侵襲手術をサポートし、的確な手術に役立ちます。術者のストレス軽減にも貢献できることが期待できます。
また、術中CT「AIRO」は手術台に完全対応しており、患者さまを動かさず撮影でき、正確な位置情報を得ることができます。患者さまが通過する真ん中の径も107 cmと大型のボアサイズであることや、1回の撮影範囲が径50 ㎝×100 ㎝と大きいためことから、脊椎全体を観察でき、3D-Cアーム装置よりも骨や筋肉を鮮明に可視化できます。脳神経外科手術や脊椎手術、外傷外科手術での撮影に最適です。
このような検査が行なえます
○ 全身CT ○ CT血管造影 ○ 冠動脈CT ○ カルシウムスコア測定 ○ 肺血流検査
本装置は2対のX線管球と検出器を搭載し、通常の1対型方式以外に2つの螺旋軌道(スパイラル)を描きながら同時にデータを収集することでより幅広い範囲を1つのボリュームデータとして収集し、より高速な撮影速度での検査が可能です。また、それぞれの管球から異なる強さのX線を照射し2種類の情報を同時に得ることもできます。これらを組み合わせ、症例ごとに最適な方法で検査が行われます。放射線被ばく低減には、特殊なシールドによって画像再構成に不必要な螺旋状スキャン前後での余剰被ばくをカットする機能、放射線感受性の高い部位に最も直接的なX線照射が行われる位置でX線の照射を停止する方法などが構成されています。
高速短時間撮影が可能なことから、息止めが難しい小児やお年寄り、静止困難な患者さまへの対応が可能で、被ばくの影響を受けやすい小児でも安心してCT検査が受けられます。※患者さまの状態により対応困難な場合もあります。
これらの特長を生かし画像解析装置も併用し通常のCT検査(全身)、血管造影(CTA)以外に冠動脈CT、カルシュウムスコア測定、CTCなどの検査を行っています。
また、緊急検査に24時間の対応も行っています。
このような検査が行なえます
○ 頭部・胸部・腹部・骨・関節など全身のMRI ○ 心筋の評価・脳卒中(24時間対応)
本装置は3.0T装置の中ではガントリが短く超軽量のマグネットが用いられています。
静磁場の均一性と傾斜磁場の線形性は、より人体の形態に近い円筒形で最適化されており大きなボリュームの均一性を保持しています。現在の画像診断では、高画質の確保だけでなく、検査が快適であるかどうか患者さまへのケアが求められます。本装置は直径70cm の開口域によって患者さまに圧迫感の少ない検査環境を提供できる装置です。
痛みのある患者さま、脊柱後弯など身体のポジショニングが不自由な患者さま、閉所恐怖症の患者さま、小児・高齢の患者さまにも対応が容易な装置で患者さまの不快感、不安感を軽減できます。
※すべてのケースには対応できません。また、2歳未満の小児における安全性は確立されていません。
通常の頭部(MRA)、胸・腹部、脊椎、関節等以外に画像解析装置も併用し頭部Tract graphy、Function-MRI、MRS、心筋Cine/LGEの検査を行っています。また、t-PAなど緊急検査に24時間の対応をしています。
このような検査・治療が行なえます
○ 末梢動脈疾患(PAD)の検査・血管内治療 ○ 脳動脈瘤、頚動脈狭窄に対する検査・血管内治療
○ 虚血性心疾患に対する検査・血管内治療 ○ 肝細胞癌に対する検査・血管内治療
本装置は正面および側面アーム共に、12inch×15inch (29.6cm×38.2cm)の長方形フラットパネル(FD)を搭載しその大視野を全て使用した「バイプレーン同時フルフィールドイメージング」装置です。この大視野FDは、縦/ 横/ 斜め、任意位置で回転使用ができ、目的部位に応じた使い分けが可能でさらに、1920×2480、14bitでのデータサンプリングにより微細な血管もクリアに観察できる高精細画像が得られます。
様々な被ばく低減機構の複合的な組み合わせと多彩なアプリケーションを統合した先進の画像処理の融合により、トレードオフの関係にある低被ばくと高画質が高次元で両立されています。
この特長を生かし通常の血管撮影はもちろん心臓PCI、頭部コイル塞栓、下肢PTA、TACE、フィルター留置、ペースメーカなどを24時間対応で行っています。
内視鏡検査NBI
どの内視鏡でもポリープや早期がんを切除可能です。NBIという特殊光で照らすことにより、目視で発見しにくいがんも発見しやすくなります。
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)
十二指腸乳頭より挿入し、胆管結石を破砕や採取、排出することが可能です。
EUS(超音波内視鏡)
食道や胃、十二指腸から、肝胆膵、リンパ節などが見えます。吸引生検で即診断も可能です。
聴力検査器オージオメーター
様々な音を出したり、計り方を変えて、聴力を計測します。
昨今、乳がんへの関心も高くなってきており、当院では市民の皆さまにより正確に精密に発見できるよう体制を整えていくために、2018年2月に乳がんの検査機器を新しく導入いたしました。
詳細については、下記ボタンリンクよりご高覧ください。