突発性難聴

外来・診療のご案内 menu
HITO病院 menu close
  • 看護部
  • 採用情報
  • mail
  • map
  • facebook
  • twitter

x 閉じる

突発性難聴とは

突発性難聴は「突然発症する原因不明の感音難聴」の総称です。ウィルス感染や虚血による内耳障害など様々な説がありますが未だはっきりとした病因は解明されていません。




症状

難聴とともに耳鳴、耳閉感を起こします。めまいはある人とない人が半々です。難聴の発症は、何時何分とわかるほど突然ですが、起床時に気づく例や電話を使ったときに気づく例もあります。通常は一回だけで繰り返すことはありません。

検査・診断

他の原因の明らかな疾患を除外することが必要です。例えば急に大きな音を聞いた(音響外傷)、誰かにはたかれた(鼓膜穿孔や外リンパ瘻)などの既往や内服歴の聴取が重要です。
純音聴力検査で現在の聴力を評価するほか、精密聴力検査で内耳障害の有無などを検査します(DPOAEなど)。
稀に聴神経腫瘍などの腫瘍性疾患が原因のこともあるため、MRIなどで頭部精査することも必要です。



治療

突発性難聴への効果が証明された治療法は未だありませんが、ステロイド剤を中心としたいくつかの薬剤を組み合わせた治療を行うことが多いです。
糖尿病などの合併症でステロイドの副作用が懸念される方や程度の強い難聴の場合は、原則として入院治療をお勧めしています。

アドバイス

突発性難聴の発作はー度だけで繰り返すことはほとんどありません。繰り返す場合はメニエル病などのほかの疾患も疑います。
早期(可能であれば一週間以内)に治療を始めることが望ましく、上記のような症状が見られた場合無理をせずに早めに耳鼻科を受診しましょう。