外科的に治せる認知症があります。
髄液が脳室にたまって脳室が拡大しているので、脳室腹腔短絡術や脊髄腔腹腔短絡術などの外科的治療により、髄液を出すことで症状の改善を図ることができます。
当院脳神経外科では、神経内科専門医と連携をとりながら、認知症の外科的治療を行っています。CTやMRIによる画像検査を行い、脳室拡大などの特徴が見られるかどうかをチェックします。また、髄液を腰椎から30mLほど採取する髄液排出試験と呼ばれる検査も行い、「歩きやすくなった」など、症状の改善が見られれば、特発性正常圧水頭症の可能性が高くなり、手術が有効と判断できます。
慢性硬膜下血腫や特発性正常圧水頭症など、外科的治療で治る認知症もありますので、一度、専門外来を受診して下さい。
特発性正常圧水頭症専門外来は予約制です。
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