肝炎専門外来では、C型肝炎の新治療や、ウイルス性肝炎をはじめ、肝臓疾患に関して取り扱っております。
肝炎は、放置すると肝硬変にいたることがあり、自覚症状に乏しく、症状出現時には深刻な状態になっていることがあります。検査は血液検査・画像検査でわかりますので、肝硬変や肝臓がんになる前に、ぜひ一度早めの検査をお勧めいたします。
C型慢性肝炎の治療ガイドラインが改訂され、肝炎の新しい治療法が認められました。それは、インターフェロン(IFN)の注射なしで、2つの飲み薬で治療する方法です。肝炎治療は、初回治療と再治療のそれぞれのガイドラインがあり、ウイルスのタイプ及び量によって治療方法が異なります。
また、INFが効く・効かないでも方法は変わり、前述した2つの飲み薬での治療法は、ジェノタイプ1型と言われるC型肝炎ウイルスを持つ表1の患者さまが対象となります。
(表1)新治療「2剤併用療法」の対象
表1 | 新治療「2剤併用療法」の対象 |
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1 | C型慢性肝炎の患者さまや代償性肝硬変の患者さま |
2 |
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3 | 前治療が無効だった患者さま (IFNとリバビリンを12週間以上投与してもウイルスの量が検出感度以下にならなかった方) |
C型肝炎・B型肝炎に対する、治療を受ける方に対して、医療費の公的な助成制度があります。詳細については、医療機関または各都道府県自治体にご確認ください。
ジェノタイプ1型の患者さまに適用されますが、詳細は担当医とご相談ください。
C型肝炎に罹患していても自覚症状はなく、感染していることに気づかない方がほとんどです。肝炎は、早期に治療を行うほど治りやすく、検査は血液検査でわかりますので、肝硬変や肝臓がんになる前に、ぜひ一度早めの検査をお勧めいたします。
肝炎専門外来は予約制です。
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