一見なにげないホクロやシミ・イボに思えても、万が一のことがあります。皮膚がんは、様々な種類がありますが、一見して「デキモノ」や「ホクロ」、「シミ」のように見えます。軟膏を塗ったり、放置したまま時間が経過しても、全く変わらなかったり、あるいは拡大する場合は、「皮膚がん」を疑って検査をしてみたほうが良いと考えます。
もし皮膚がんと診断された場合、手術で病変を取り除く必要があります。その際、当院形成外科ではできるかぎりキレイに治す手術を心がけています。切除する部分に他の組織などを用いて審美的に再建します。その他、昔の事故や手術などの傷跡などをキレイにする治療も行っております。皮膚がんの根治には早期発見が鍵となりますので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
皮膚がんには、下の写真のように、一見すると普通のシミや、湿疹、ほくろと区別の付かないものがあります。
「日光角化症」は、シミのように見え、このような特徴があります。
一部が崩れてジクジクしたら有棘細胞がんへの進行の可能性があるので、早めの診察をお勧めします。
「ボーエン病」は、赤い色をしていて、一見湿疹に見えますが、次のような場合は一度検査を受けましょう。
「基底細胞がん」は、初期にはほくろのように見えます。毛髪に関係する頭部にできた場合には、毛髪部も切除しなければなりませんが、左写真のようになるべく術後の見た目も考慮した手術を行います。
眼瞼下垂とは、眼瞼挙筋( がんけんきょきん)というまぶたを持ち上げる筋肉の働きが弱くなり、まぶたが下がって目の瞳孔(黒目)にかぶさる状態です。原因の多くは加齢によるものですが、コンタクトレンズの長期使用も原因の一つとして挙げられます。
眼瞼下垂が起こると視野が狭くなるので、無理にまぶたを上げようとしておでこに力が入ってしまい、おでこのシワの原因になったり、片頭痛や肩こり、眼精疲労などにつながることもあります。
眼瞼下垂は少しずつ進行するため、自分では気づかないことが多く、単なるまぶたのたるみと誤解されがちです。 以下のような症状のある方は、眼瞼下垂の可能性があります。
上記症状にてお困りの方は、皮膚がん・眼瞼下垂専門外来にてご相談下さい。
「年だから仕方ない」とあきらめる必要はありません。手術によって治療することができます。
手術では、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋を縫い縮めることにより、まぶたを上げやすくします。
手術は局所麻酔で行います。術後はまぶたが腫れるため、当院では腫れがある程度落ち着くまでは入院をお勧めしておりますが、ご希望があれば日帰り手術も可能です。眼瞼下垂には保険が適応されますので、お気軽にご相談ください。
皮膚がん・眼瞼下垂専門外来は予約制です。
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