栄養部は管理栄養士約10名で構成しており、主に入院患者さんのフードサービスや栄養管理・栄養指導、外来栄養指導などを行っています。食事は治療の一環として重要な役割を担い、同時に入院中の患者さんにとっては楽しみのうちの一つでもあります。「食」から病を支え、心も体も健康になれるようサポートさせていただきます。
栄養部では、大量調理マニュアルに沿って「安心で安全なおいしい食事」を目指し、患者食約600食(1日合計)を提供しています。他職種と連携を図りながら、患者さん一人ひとりの病状や嚥下状態に適した食事提供を心掛けています。
献立作成は、入院中の食事を患者さんに満足していただくための重要な業務です。栄養バランスを整えるのは当然ですが、美味しくなくて結局食べなければ、体の栄養にはなりません。
献立作成の際は、病院給食・集団調理にとらわれずに「病院らしくない家庭的な食事」をテーマに、味付け、旬食材、出来上がりの彩り、味のバランス、 食材の扱い等を考えて、業務にあたっています。
普通食 |
脂質制限食 |
嚥下食(ミンチ菜) |
嚥下食(ムース) |
当院では月に2、3回イベント・行事食を実施しています。
入院中も季節を感じることができ、患者さんにとって美味しく、楽しく、元気になれる食事を提供できるよう、日々取り組んでいます。
元旦 |
七夕 |
クリスマス |
当院では、院内全体でNST(栄養サポートチーム)に取り組んでいます。栄養状態が悪いと、病状回復が遅くなったり、合併症を引き起こしやすくなる恐れがあります。特に栄養状態が悪く、栄養管理が必要とされる患者さんに対していち早くケアができるよう、NSTでは毎週カンファレンスとラウンドを行っています。
※栄養指導をご希望の方は診察時にお伝えください