心不全や心筋梗塞、心臓手術後は心臓の働きが低下していることがあります。また、入院後に要した安静によって筋力や運動能力、バランスを調整する働きも低下することもあります。
「心臓リハビリテーション」は、その低下した身体機能を回復し、社会や職場への復帰を目指すとともに、再発予防のための生活指導や運動指導、危機管理、心のケアなど、快適で質の高い生活を取り戻すための総合プログラムになります。
①運動能力が改善し、楽に動けるようになります
②心臓への負担が軽くなり、自覚症状が軽くなります
③楽に動けるようになることで自信が付き、不安や抑うつ気分が改善します
④糖尿病、高血圧症、肥満などの再発危険因子が改善します
⑤心筋梗塞や心不全などの心臓病の再発が予防でき、死亡率が減少します
医師を中心に多職種で協議し、理学療法士が中心となってリハビリを開始します。
心臓リハビリテーションを行う際に「どの程度の運動、どのような運動をしても良いか」が問題となってきます。重い物を持つ動作や息をこえながら行う激しい運動は心臓に負担をかけ過ぎてしまうため、リハビリテーションとしては良くありません。散歩や体操などの軽めの運動から始め、血圧や自覚症状に合わせて段階的に運動の強さを上げていくことが勧められます。
運動の強さの目安としては自覚症状に合わせて評価する自覚的運動強度(ボルグスケール)などを用いて決めます。「楽である」~「ややきつい」(ボルグスケール11~13)程度に感じる運動を血圧や脈拍を診ながら実施します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 伊藤 彰 | 伊藤 彰 | 伊藤 彰 | 志村 拓哉 | 伊藤 彰 | 志村 拓哉 |
午後 | 急患のみ | ペースメーカー(第1週) 辻 葵 |
睡眠時無呼吸 | 急患のみ | 急患のみ | 休診 |