2023年10月に「内視鏡センター」を開設いたしました。
当センターは、専門的な知識と技術を持つ消化器内視鏡専門医・指導医および消化器内視鏡技師が多数在籍しており、最先端の内視鏡機器を用いた安全かつ高精度な検査・治療を皆様にお届けします。
また、健診センターとの緊密な連携を通じて、病気の早期発見や予防、そして継続的なフォローアップに注力いたします。健康診断結果に基づいて迅速に対応し、適切な治療へと円滑につなげることは、皆様の健康管理においてきわめて重要であると認識しております。
地域に深く根ざした医療機関として、最新の医療技術と心温まるケアを融合し、安心と信頼の医療サービスを提供することをお約束いたします。今後とも、皆様の健康をサポートできるよう尽力してまいりますので、変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
①スペシャリストによる適切な検査・診断・治療
当院は日本消化器内視鏡学会指導施設であり、内視鏡指導医・専門医が最新式・最上位機種の内視鏡システムを用いて年間6,000件以上の内視鏡検査を行っております。消化管腫瘍(食道癌・胃癌・大腸癌等)の早期発見と内視鏡治療・膵癌や胆嚢ポリープなどの胆膵疾患の精密検査・治療・消化器救急医療(内視鏡的消化管止血術・内視鏡による総胆管結石治療等)を中心に幅広く診療を行っています。
②「もう終わったんですか?」(意識下鎮静法)
内視鏡検査が苦手という方は多くおられます。
そのため当院では、上部消化管内視鏡検査・大腸内視鏡検査共に適量の鎮静剤を使用することで、検査時の苦痛を和らげ眠った状態での検査を行うことが可能です。
患者さまの年齢・性別・健康状態を考慮して、適量の鎮静剤を使用します。 鎮静剤使用中は専属スタッフが2名以上でモニタリングを行い、安全に検査を受けていただくことができます。
また患者さまの状態に応じて、経口内視鏡検査、経鼻内視鏡検査の選択も可能です。
③内視鏡検査を身近に(上部内視鏡検査)
内視鏡検査には、抵抗感や不安感をお持ちの方が多いと思います。患者さんに安心して検査を受けていただくため、事前に食事やお薬、検査方法、検査後の注意点についてスタッフが詳しくご説明いたします。検査当日は、専門の医師が患者さんの負担を軽減しつつ、高精度の検査が行えるよう努めています。気になることや分からないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
④苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行っています
大腸の長さは約80cm程度で盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S字結腸・直腸に分けられます。大腸の形や長さは非常に個人差があり、腹部の手術歴等の影響も受けることが多い臓器です。当院では、様々な種類の内視鏡スコープを取り揃えており、患者さまの年齢・性別・体格や手術歴などを考慮して最適なスコープを選択しています。
また、大腸内視鏡検査時には見落としを防ぐために送気して膨らませた状態で観察しますが、お腹の張りが最小限に抑えられるよう空気ではなくCO2(二酸化炭素)ガスを使用するなど苦痛を最小限にする工夫を行っています。
⑤大腸がんは早期発見・早期治療がポイント(大腸内視鏡検査)
大腸がんは罹患数も多く初期症状にも気づかない場合も多いため、毎年多くの方が進行した状態で発見され命を落としています。大腸がんの発見と予防の双方において内視鏡検査は非常に重要な検査であり、40歳を過ぎたら一度は行っておきたい検査です。当院では苦痛や負担のない内視鏡を行っておりますので、便に血が混じるなどの症状のある方はもちろん、症状がない方も是非一度大腸内視鏡検査を受けてください。
⑥女性医師による大腸内視鏡検査が可能
当院では複数の女性医師が内視鏡検査を担当しておりますので、女性の方で女性医師をご希望の方は、スタッフにお申し付けください。(担当曜日は担当表にてご確認ください)
⑧当院で施行している特殊内視鏡検査・治療について
・消化管の早期癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
・胆膵疾患に対する内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
・超音波内視鏡(EUS)/超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA)
・超音波内視鏡下胆道ドレナージ術(EUS-BD)
・内視鏡的消化管/胆管メタリックステント留置術
・胆道鏡と電気水圧衝撃波(EHL)を用いた内視鏡的胆管結石破砕術
・癌性疼痛に対する超音波内視鏡下腹腔神経叢ブロック術(EUS-CPN)
⑨各種実績
内視鏡センターに関する各種実績について