味覚障害

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味覚障害の原因

味覚障害の多くは味覚を感じる味蕾細胞の障害が原因と言われており、味蕾細胞の代謝には亜鉛が関わっています。
つまり、亜鉛が不足すると味覚障害が起こりやすくなり、亜鉛が不足する原因としては薬剤性、感冒罹患などが知られていますが原因が分からないこともあります。
その他稀ですが味覚を感じる神経(鼓索神経)は鼓膜の裏側を走行しているため、耳の炎症性疾患(真珠腫など)でも味覚障害が起こります。また、外傷による中枢性味覚障害を認めることもあります。

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味覚障害の検査

味覚検査(当院では行っておりません)
電気で舌の味蕾細胞を刺激する電気味覚検査や、味のしみ込んだ濾紙を舌に当てる濾紙ディスク法があります。
採血
血中亜鉛の量を測定することで亜鉛欠乏症の有無を判断します。また、相対的に血中銅が高いと潜在性の亜鉛低下を起こしたり、鉄欠乏による味覚障害も見られるため、血中銅や鉄も測定します。

味覚障害の治療

原因となる薬剤を休止するほか、ほとんどの味覚障害では亜鉛製剤を使用します。経口摂取が不足していたり、偏食である場合は亜鉛を多く含む食物(魚介類や牛肉など)を摂取するように指導します。また、口腔乾燥や舌痛症が見られる場合はそちらの治療も併せて行います。