冠動脈CT検査は狭心症等の虚血性心疾患が疑われる場合に行われる検査で、造影剤という薬剤を投与し、CTを撮影することで冠動脈の狭窄や石灰化を調べることが出来ます。
心臓カテーテル検査と異なり外来で施行でき、身体への負担も少なく、ふるい分けの検査として有用です(きれいに撮影された検査で冠動脈がきれいであれば、狭窄はほぼ無いと言えます)。しかし、不整脈がある場合や動脈硬化が強すぎるときれいな画像がとれず診断に至らないこともあり、確定診断には心臓カテーテル検査が必要となります。
①点滴を開始し、CTの検査台の上に仰向けで横になる
②心電図モニターを装着し、舌の裏に硝酸剤を吹きかけ
血管を広げる
※脈拍が多い場合は脈拍を抑える注射を投与します
③準備が整ったら造影剤を投与し、CT撮影開始
※撮影の際には20秒程度の息止めが必要になります
※撮影中は造影剤の影響で身体が熱くなります
④撮影後、アレルギーが出ないことを確認し、
点滴を抜いて帰宅
その後撮影したCT画像を三次元に再構築し、冠動脈の狭窄があるかどうかを評価します。狭心症が疑われる場合や充分な評価が困難な場合は心臓カテーテル検査で精査を進めます。
冠動脈CT検査では造影剤を使用するため、造影剤にアレルギーのある方や極端に腎機能が悪い方、気管支喘息のある方等は施行することができません。
また息止めが出来ない方や不整脈が多くみられる方、通常のCTで冠動脈の石灰化が把握できている方等は十分な撮像が困難な場合が多く、冠動脈CTより心臓カテーテル検査が勧められます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 伊藤 彰 | 伊藤 彰 | 伊藤 彰 | 志村 拓哉 | 伊藤 彰 | 志村 拓哉 |
午後 | 急患のみ | ペースメーカー(第1週) 辻 葵 |
睡眠時無呼吸 | 急患のみ | 急患のみ | 休診 |