心臓カテーテル検査で治療の必要な場所を認めた場合に行われる、内側から血管の狭くなった部位を広げる治療です
心臓カテーテル検査と同様にカテーテルを冠動脈にかけ、血管の狭くなっている部分にワイヤー(細く軟らかい針がね)を通過させます。ワイヤーに沿わせてバルンカテーテル(先端についた風船が膨らみます)を進め、狭くなった部分でバルンカテーテルを膨らませ、血管を押し広げます。多くの場合は引き続いてステント(網状の金属の筒)をワイヤーに沿わせて進め、狭かった部分に留置します。治療時間は1時間、長くても2時間程度になります。
治療後は心臓カテーテル検査と同様に刺した部分に応じて適切な止血処置を行います。