病院長・理事長ご挨拶 2024年4月

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病院長ご挨拶

2024年4月1日 社会医療法人 石川記念会 HITO病院 病院長 伊藤 彰

 この度、院長に就任いたしました。私は国立循環器病センターやコロンブス病院、大阪市立総合医療センターを経て、2013年4月のHITO病院開院時から奉職し、循環器内科部長、心・脳血管疾患センター長、副院長として11年間微力ながら病院の発展に尽力してまいりました。一刻を争う心・脳血管疾患に対し、当院の最大の強みである発症後超急性期の救急治療からリハビリ、再発予防のための薬物治療・生活指導へと切れ目のない多職種チーム医療を推進しております。
 院長職を拝命し、さらにここで同じ志をもった職員の方々と一緒に患者さまのために働けることを感謝申し上げると共に大きな誇りに思っております。
 今年は今月から始まった「医師の働き方改革」と6月に予定されている「診療報酬・介護報酬の同時改定」があり、医療・介護をとりまく環境がいっそう大きく変化する年になります。その変化に対応するために、当院ではいち早く、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した業務効率化やタスクシフト、多職種連携によるチーム医療などの取り組みを推進し、質の高い医療を提供するシステムを整えてきました。また、本年1月には病棟のダウンサイジング再編成を完了し、より地域の医療ニーズに合った体制を構築しています。
 人口減少や、高齢化がさらに進行し、また、医師確保が困難な医療情勢の中、地域に求められる医療提供体制を維持、向上させ、質を担保することが私達の責務です。当院で働く職員一人ひとりが、この使命をはたしてゆくために、自らなすべき事を考え、行動することが重要であると考えています。当院のミッションである「誰からも選ばれ、信頼される病院を目指す」を胸に、職員一同日々努めてまいります。本年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月1日 社会医療法人 石川記念会 HITO病院 病院長 伊藤 彰
理事長ご挨拶

2024年4月1日 社会医療法人石川記念会 HITO病院 理事長 石川ヘルスケアグループ 総院長 石川 賀代

 昨年度は新型コロナウイルス感染症の位置づけも「5類感染症」へ移行し、基本的な感染症対策は継続しながらも新たな日常がスタートすることになりました。一方で昨今の豪雨・地震などの災害が各地で頻発化しており、改めて大規模災害発生時における地域の皆さまの命を守るための当院の診療機能を維持すべく更なる体制の整備を図ってまいります。
 地域に密着した急性期病院として2023年も救急搬送受入件数は年間2148件となり、2年連続で2000件を超える受入れを達成し、二次救急病院としての役割を果たすことができたと思っております。
 2024年度も8名の新任医師を迎え、常勤医師50名の体制で新たにスタートいたします。より一層、地域の救急医療のために尽力するとともに、今後、当地域においても直面する生産年齢人口の急減に対して、これまで以上に地域の皆さまとつながり、地域の方が住み慣れた町でその人らしく暮らしていける地域を築いてまいりたいと思います。
 2022年4月より開始した看護師特定行為研修センターでは総勢7人の特定看護師を輩出するとともに2024年度も6名の研修生受け入れを予定しており、引き続き、病院内・地域内において急性期から在宅医療といったあらゆる領域でチーム医療を推進できる看護師の養成を進めてまいります。また現在、当院で進めているスマートグラスの活用によって、離れた場所でも効率的かつ高密度の医療介護連携が可能となり、より質の高い医療・介護の提供に繋げることができると考えております。
 今後の超高齢化や人口減少社会において生産労働人口減少は避けられない中ですが、ICTやロボットなど医療において新たなテクノロジーの利活用を積極的に進める一方で、今後も人を中心とした医療の提供を、職員一人ひとりのエンゲージメントを高めながら、持続的に高いパフォーマンスを発揮できるよう、働く環境を整備し、地域を活性化する一助を果たしてまいりたいと思います。 時代の転換期にある今だからこそ、変化を恐れず、次世代のヘルスケアのあるべき姿を追求しながら、職員一同、一丸となって精進してまいります。今年度も何卒よろしくお願いいたします。

2024年4月1日 社会医療法人石川記念会
HITO病院 理事長
石川ヘルスケアグループ 総院長 石川 賀代