H26年度脳神経外科診療実績

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脳神経外科

1.手術件数 合計111例【H26年1月1日~H26年12月31日実績】

手術名 (内訳) 件 数
脳血管障害 27
└ 破裂脳動脈瘤 (8)
└ 未破裂脳動脈瘤 (3)
└ 脳内出血 開頭血腫除去術 (8)
└ CTガイド下血腫吸引ドレナージ術 (4)
└ 頚動脈血栓内膜剥離術 (4)
脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術 2
外傷 36
  └ 慢性硬膜下血腫 (35)
  └ 急性硬膜外血腫 (1)
脊椎脊髄疾患 5
  └ 腫瘍 (1)
  └ 頚椎変性疾患 (1)
  └ 腰椎変性疾患 (3)
水頭症 脳室腹腔短絡術 8
手術名 (内訳) 件 数
血管内手術 12
└ 脳動脈瘤 (6)
└ 頚動脈ステント留置術 (4)
└ 頚動脈的血栓溶解 (1)
└ 血栓回収療法 (1)
機能的外科 4
└ 微小血管減圧術 (顔面痙攣) (1)
髄空内バクロフェン療法 (3)
感染 5
└ 硬膜下膿瘍 (1)
└ 脳膿瘍 (3)
└ シャント抜去術 (1)
頭蓋形成術 1
ドレナージ術 4
その他 7

rt-PA静注療法の治療成績(発症3ヶ月後の自立度の比較)


 24時間365日、「脳疾患は断らない」ことを目標に積極的に受け入れを行い、脳梗塞の急性期治療で最も効果の期待できる血栓溶解療法(rt‐PA静注療法)の当院の実施率は9.6%で「脳卒中データバンク2015 」による実施率4.3%の2倍となりました。 rt-PA静注療法の成績(開院から昨年末で集計)も、治療件数は29例と少ないものの、発症3ヶ月後の完全自立率は47%、死亡率は0%(図1)と日本での市販後調査であるJ-MARSやrt-PA登録研究、J-ACT、 米国の臨床試験であるNINDSなどの国内外の一般的な治療成績と比べ、良好なものとなっています。(図2)
 また、主幹動脈閉塞ではrt-PA静注療法による再開通率が低いため、愛媛大学脳血管内グループとの連携のもと、rt-PA静注療法の無効例や非適応例に対して脳血管内治療も行っております。