脳卒中センター
脳神経外科

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脳卒中センター

当院では24時間365日、脳神経疾患患者さまの受け入れをしております。 救急隊からの救急搬送はもちろん、クリニックや病院の先生方からのご紹介、また、患者さまご自身での来院も含め、これまで以上に脳卒中急性期医療の充実を目指して参ります。

診療体制と対象疾患

Time is Brain.

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中は緊急治療が必要な病気です。 一刻も早く正確な診断をして治療を開始するほど、よい結果が期待できます。 当院では3テスラMRI、128スライス2管球CT、バイプレーン・フラットパネル血管撮影装置などの最新医療機器を導入し、迅速な診断、治療ができる体制を整えています。 特に脳梗塞に対するrt-PA療法(血管に詰まった血栓を溶かし、血流を再開通させる薬の点滴治療)は発症後4.5時間以内に治療を開始することができれば、回復を早め、後遺症を最小限に抑えられる可能性があります。

診療体制


【脳外科疾患24時間救急体制】
・人口9万の四国中央市で唯一の脳疾患対応可能病院,HCU(10床)
・脳梗塞のrt-PA治療が可能
・24時間 画像診断が可能(CT,MRI,DSA)
・2時間以内での緊急脳外科手術・血管内手術が可能
・超急性期からの集中リハビリテーション
・地域連携脳卒中クリニカルパス 計画管理病院
・多職種連携(糖尿病、心疾患、そのほかの再発危険因子の評価、治療、薬剤・栄養指導)

対象疾患


・脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、一過性脳虚血発作、頚動脈狭窄症など)
・頭部外傷
・脊椎疾患(変形性頚椎症、頚椎・腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など)
・脳腫瘍
・脳卒中後遺症などによる痙縮
・水頭症など

実績

脳卒中入院患者


-脳卒中患者受け入れ件数-
平成25年度 ・脳梗塞 167例  ・脳出血 50例  ・SAH 21例
平成26年度 ・脳梗塞 170例  ・脳出血 63例  ・SAH 18例
平成27年度 ・脳梗塞 198例  ・脳出血 61例  ・SAH 20例
平成28年度 ・脳梗塞 188例  ・脳出血 54例  ・SAH 10例

脳梗塞超急性期の血栓溶解療法(rt-PA療法実施件数)


平成24年 11件(平成24年1月1日~12月31日実績)
平成25年 14件(平成25年1月1日~12月31日実績)
平成26年 19件(平成26年1月1日~12月31日実績)
平成27年 10件(平成27年1月1日~12月31日実績)
平成28年 16件(平成28年1月1日~12月31日実績)

rt-PA静注療法の治療成績(発症3ヶ月後の自立度の比較)


24時間365日、「脳疾患は断らない」ことを目標に積極的に受け入れを行い、脳梗塞の急性期治療で最も効果の期待できる血栓溶解療法(rt‐PA静注療法)の当院の実施率は9.6%で「脳卒中データバンク2015 」による実施率4.3%の2倍となりました。 rt-PA静注療法の成績(開院から昨年末で集計)も、治療件数は29例と少ないものの、発症3ヶ月後の完全自立率は47%、死亡率は0%(図1)と日本での市販後調査であるJ-MARSやrt-PA登録研究、J-ACT、 米国の臨床試験であるNINDSなどの国内外の一般的な治療成績と比べ、良好なものとなっています(図2)。 また、主幹動脈閉塞ではrt-PA静注療法による再開通率が低いため、愛媛大学脳血管内グループとの連携のもと、rt-PA静注療法の無効例や非適応例に対して脳血管内治療も行っております。

手術件数 合計135例【H28年1月1日~H28年12月31日実績】

手術名 (内訳) 件 数
脳血管障害 21
  └ 破裂脳動脈瘤 (2)
  └ 未破裂脳動脈瘤 (0)
  └ 脳動静脈奇形 (0)
  └ 頸動脈内膜剥離術 (6)
  └ バイパス手術 (1)
  └ 高血圧性脳内出血、開頭血腫除去術 (2)
  └ 高血圧性脳内出血、定位 (2)
  └ その他 (8)
脳腫瘍 6
  └ 摘出術 (2)
  └ 生検術 (開頭術) (0)
  └ 生検術 (定位手術) (0)
  └ 経蝶形骨洞手術 (1)
  └ 広範囲頭蓋底腫瘍切除・再建術 (0)
  └ その他 (0)
外傷 45
  └ 急性硬膜外血腫 (5)
  └ 急性硬膜下血腫 (6)
  └ 減圧開頭術 (0)
  └ 慢性硬膜下血腫 (31)
  └ その他 (3)
脊椎脊髄疾患 22
  └ 腫瘍 (3)
  └ 動静脈奇形 (1)
  └ 変性疾患 変形性脊椎症 (13)
  └ 変性疾患 椎間板ヘルニア (1)
  └ 変性疾患 後縦靭帯骨化症 (1)
  └ 脊髄空洞症 (0)
  └ その他 (3)
手術名 (内訳) 件 数
奇形 0
  └ 頭蓋・脳 (0)
  └ 脊髄・脊椎 (0)
  └ その他 (0)
水頭症 17
  └ 脳室シャント術 (11)
  └ 内視鏡手術 (0)
  └ その他 (6)
血管内手術 20
  └ 動脈瘤塞栓術 破裂動脈瘤 (1)
  └ 動脈瘤塞栓術 未破裂動脈瘤 (1)
  └ 動静脈奇形 脳 (0)
  └ 動静脈奇形 脊髄 (0)
  └ 閉塞性脳血管障害の総数 (12)
  └ 上記のうちステント使用例 (6)
  └ その他 (0)
機能的手術 0
  └ てんかん (0)
  └ 不随意運動・頑痛症 刺激術 (0)
  └ 不随意運動・頑痛症 破壊術 (0)
  └ 脳神経減圧術 (0)
  └ その他 (0)
脳定位的放射線治療
※脳神経外科的手術の総数には含めない
0
  └ 腫瘍 (0)
  └ 脳動脈奇形 (0)
  └ 機能的疾患 (0)
  └ その他 (0)
その他上記に当てはまらない症例 10

新たな取り組み

脳出血に対する手術として、顕微鏡を用いた開頭血腫除去術やCTガイド下血腫吸引術を従来から行っていましたが、本年からは神経内視鏡を用いた内視鏡下血腫除去術を新たに開始しました。(※神経内視鏡技術認定資格者による手術的介入を行っています) 内視鏡下血腫除去術は、開頭術と比べると低侵襲である点、CTガイド下血腫吸引術とは、神経内視鏡で直視下に出血源を止血できる点が大きな違いであり、内視鏡下血腫除去術を早期に行うことで、血腫による影響で起こっている意識障害を改善させ、早期リハビリが進むことが期待できます。 当センターでは、3次元融合画像や3Dプリンターによる術前シミュレーションも行っています。また、術後の神経機能を損なわないように、ニューロ・ナビゲーション・システムや脳・神経機能モニタリングシステムも導入しており、安全で確実な手術を実践し、宇摩圏域の脳卒中診療において地域のみなさまに信頼される施設となることを目指しています。

リハビリテーション

超急性期からのリハビリテーションや回復期のリハビリテーションを行い、早期の社会復帰を支援いたします。

在宅医療連携拠点センター

(地域における医療と介護が連携した包括的かつ継続的な在宅医療の提供)医療介護相談・地域啓蒙活動などを地域医療介護連携課が窓口となり迅速な調整・対応に努めます。

宇摩地区 心房細動症例登録研究

脳梗塞や出血性合併症の防止のために、宇摩医師会の後援を得て、心房細動症例の経過を観察する研究を行っています。 ※心房細動とは、不整脈の一種です。心室に十分血液が満たされないため、心臓の機能が低下し、心臓から出る血液量も約20%減少します。そのため息切れやめまい、胸苦しさなどの症状を起こしやすくなり、これが続くと心不全になる可能性もあります。 最近治療法が格段に向上し、確立されつつある不整脈です。早期発見し早期治療することが大切です。

スタッフ紹介

脳卒中センター センター長
久門良明
くもん よしあき
非常勤
脳卒中センター センター長
愛媛大学大学院医学系研究科 地域医療再生学講座 地域サテライトセンター 主任教授
久門良明
くもん よしあき
卒業年次
昭和54年卒
専門分野
脳神経外科(脳卒中や脳腫瘍など脳神経疾患の治療)
学会認定・所属学会
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本神経内視鏡学会認定医
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脳卒中センター脳神経外科 部長
篠原直樹
しのはら なおき
脳卒中センター脳神経外科 部長
篠原直樹
しのはら なおき
卒業年次
平成7年卒
専門分野
脳神経外科一般、脊椎・脊髄外科
学会認定・所属学会
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
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非常勤
松井誠司
まつい せいし
非常勤
脳卒中センター脳神経外科 医師
愛媛大学 脳神経外科 准教授
松井誠司
まつい せいし
卒業年次
昭和58年卒
専門分野
脊椎・脊髄外科
学会認定・所属学会
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本脊髄外科学会認定医
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非常勤
岡本薫学
おかもと しげたか
非常勤
脳卒中センター脳神経外科 医師
岡本薫学
おかもと しげたか
卒業年次
専門分野
脳神経外科
学会認定・所属学会
脳神経外科学会専門医
脳卒中学会専門医
脳血管内治療学会指導医
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非常勤
西川真弘
にしかわ まさひろ
非常勤
脳卒中センター脳神経外科 医師
愛媛大学大学院医学系研究科 地域医療再生学講座 地域サテライトセンター
西川真弘
にしかわ まさひろ
卒業年次
平成22年卒
専門分野
脳神経外科一般
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