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HITO病院健診センター「Step」では、各種健診を通して、「今は健康に見える人」や「自分を健康だと思っている人」に潜む病気のリスクを見つけたり、人間ドック等の精密な検査で病気を早期に発見し、重症化を未然に食い止めるなどの「未病・予防」の分野で、四国中央市で暮らす方や、四国中央市で働く方の「いきるを支える」お手伝いをしています。
このページでは、皆さんに知っていただきたい「未病・予防」にまつわる様々なお役立ち情報を、健診センターのスタッフが発信していきます!ぜひ、定期的にチェックしてみてくださいね!
血圧の値のどちらか一方、あるいは両方が 140/90mmHg以上になる病気で、そのままにしておくと脳卒中や心臓病、腎臓病など重大な病気になることがあります。
高血圧は日本人にもっとも多い病気で、国が行った健康調査によると、約4,300万人の患者さんがいると推測されており、そのうち約 900万人の患者さんが診察を受けています。残り3,400万人のなかには、高血圧でも放置している人、独自に生活習慣の修正をしている人のほか、高血圧と気づいていない人もかなり含まれますので、注意が必要です。
高血圧は、サイレントキラーといわれるように、自覚症状はほとんど現れません。しかし血圧が常に高い状態にあると、通常は弾力性のある血管がいつも張りつめた状態になり、次第に血管の壁が厚く、固くなっていきます。これが動脈硬化です。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞、眼底出血など血管が原因の重大な病に繋がる可能性がありますし、高い血圧に対抗するために心臓に負担がかかり、心不全を起こすこともあります。
まずは家庭血圧を測りましょう。
家庭血圧を診断や治療に上手に用いることで、正確に診断することや、治療の効果をより高めることができます。家庭血圧は、朝(起床後 1 時間以内、排尿後、食前)と夜(就寝前)の1日2回測定します。測った血圧値はすべて血圧手帳などに記録しておきましょう。
□塩分を制限する(塩分は高血圧の大敵)
□カロリーをおさえ、肥満に気をつける(太りすぎは血液量を増加させ、血圧を上げる)
□適度な運動を(運動不足はすべての生活習慣病に関係する)
□お酒の飲み過ぎに注意(アルコールはカロリーが高く、中性脂肪を増やす)※男性1日/20~30 女性1日10~20ml
□タバコを控える(ニコチンは血管を収縮させる)
□ストレス解消法を見つける(ストレスは自律神経を興奮させ、血圧を上昇させる)
以上の項目について、日ごろから注意し、実践してみてください。
読書の秋、スポーツの秋、味覚の秋。皆様、どのような秋をお楽しみでしょうか。
加齢やストレスなどにより体の中に活性酸素(体を錆びさせてしまう酸素)が増えることで、老化が進んでいくと言われています。今回は管理栄養士とコラボして「内面から美しく」をテーマにした食事についてご紹介いたします。
≪材料1名分≫
豚ロース肉・・・80g
白ワイン・・・5cc
オリーブ油・・・1cc
食塩・・・0.05g
白コショウ・・・0.02g
-オレンジソース-
オレンジジュース・・・14cc
無塩バター・・・4g
レモン汁・・・2cc
ハチミツ・・・4g
白ワイン・・・3cc
濃い口しょうゆ・・・3.6cc
粒マスタード・・・1.8g
≪付け合わせ≫
オレンジ・・・5g
サニーレタス・・・10cc
-焼き野菜-
ズッキーニ・・・20g
赤ピーマン・・・15g
黄ピーマン・・・15g
エリンギ・・・20g
食塩・・・0.1g
ハチミツ・・・4g
白ワイン・・・3cc
≪作り方≫
1.豚肉は一口大に切り塩コショーをする
2.オレンジソースの材料を全て混ぜる
3.③フライパンにオリーブ油を熱し豚肉を焼き、焼き色がついたら裏返して白ワインを入れて蓋をして1分蒸し焼きにする
4.ここに混ぜ合わせたオレンジソースを加えて煮詰め、肉に絡めて仕上げる。
5.皿にサニーレタスを敷いて肉を盛りつけ、オレンジスライスと焼き野菜を添え、余ったオレンジソースをかけて出来上がり。
肥満や動脈硬化の話などで良く耳にする言葉、「コレステロール」。聞いたことがない方はほとんどいないのではないかと思ます。では、コレステロールとはどのようなもので、私たちの健康にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
【LDLコレステロール】悪玉コレステロールといわれ、コレステロールを血管に運んで置いていく『運搬人』の作用があります。
【HDLコレステロール】善玉コレステロールといわれ、血管の壁からコレステロールを取り除いて肝臓に戻す『回収人』の役割があります。
様々な生活習慣が元で運搬車が増えて血管内で渋滞したり、収集車が少なくなって回収が追いつかなくなると、「糖質異常症」になったり、コレステロールが血管の壁に溜まって血栓ができやすくなる「動脈硬化」を引き起こします。動脈硬化の厄介なところは、自覚症状がほとんどないこと。気がつかない間に進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気につながってしまいます。
近年、大腸がんの患者数が急増しています。その数、半世紀前の約8倍。 男性・女性ともに40歳代から増え始め、ピークは60歳代。まさに働き盛り、人生の円熟期に多く発生しています。
大腸がんの特徴として『自覚症状が出にくい』ということがあります。大腸癌と診断された方のうち、自覚症状はないが健診で指摘された、という方が49.6%と約半数を占めています。便に微量の血が混じることもありますが、もともと痔のある方は「いつもの出血だろう」と考えて見過ごしてしまいがちです。
大腸がんに限らず、重大な病気のサインを見逃さないためにも、自分の便の状態や排便回数を日ごろから把握しておくことをお勧めします。忙しさを優先させて心のゆとりを失うことが無いように、自分の身体に気をつけてあげてください。
当院では、健診で便潜血陽性の判定が出た方には大腸内視鏡の検査をお勧めしています。 早期発見・治療のために、ぜひ検査を受けてみてください。
毎年、暑い時期になると心配になるのが夏バテ。「食欲がない・体がだるい・眠れない」といった体調不良などの症状がでていませんか?夏バテの要因の一つとして、水分とビタミン、ミネラルの不足や、また体温調節のために自律神経のバランスに乱れが生じることが挙げられます。
今回は管理栄養師とコラボした、食事のポイントと夏バテ解消メニューをご紹介します!
≪材料1名分≫
―ハンバーグ材料―
豚もも肉・・・40g
豚バラ肉・・・20g
食塩・・・少々
玉ねぎ・・・40g
サラダ油・・・3g
おろし生姜・・・4g
濃い口しょうゆ・・・5g
料理酒・・・4g
ネギ・・・適量
健康診断や人間ドックで「血糖値が高い」「糖尿病ではないけれど、気をつけましょう」と言われる方、実は多くいらっしゃいます。しかし自覚症状がないため、そのままにされている方も多いのが現状です。
人の体は細胞を働かせるための栄養として糖分を血液にのせて体中に送っています。 糖分は膵臓(すいぞう)で分泌されるインスリンの働きで細胞に取り込まれてエネルギーになります。このインスリンが欠乏したり、働きが悪くなると、血液中の糖分が細胞に取り込まれず、慢性的に血糖値が高くなります。
血液が流れにくくなり血管の老化が急速に進行
濃い砂糖水がベトベトで流れにくいように、血糖値が高いと血液がうまく流れません。
血液が流れにくいと、全身の血管で動脈硬化が急速に進み、知らず知らずのうちに全身の臓器に影響が及びます。もろくなった細い血管が集まる眼の網膜や腎臓、神経に障害が起こり、失明や腎不全で人工透析が必要になることもまれではありません。
太い血管に影響が及ぶと心筋梗塞や脳梗塞のほか、壊疽(えそ)で足を切断することもあります。
自覚症状はないけれど…診断されたときこそ健康管理を始めるチャンス
糖尿病は、「運動療法」と「食事療法」でエネルギー収支のバランスをとることが基本です。
食事を管理してくれる家族にも協力してもらいましょう。職場環境などで生活スタイルを変えることが難しい場合には、適切な血糖値を維持するために薬による治療も有効な選択肢となります。血糖の管理ができれば、血圧や脂質など、それ以外の検査数値も改善されることが知られています。
当院には糖尿病専門外来があり、外来・健診にて栄養士による栄養指導も実施していますので積極的に利用してくださいね。
新年度が始まり、元号も新しくなりました。気持ちも新たに、ご自身の健康管理を始めてみませんか?
花粉症の季節ですが、アレルギー性鼻炎の特徴である透明のさらさらな鼻水ではなく、ネバネバとした鼻水がでたり、鼻や鼻のまわりの痛み、嫌な臭いなどに悩まされている方はいませんか?
その症状はもしかすると“ちくのう症”かもしれません。
ちくのう症かどうかは、副鼻腔CT検査を受ければ判定できます。
この4月から新しくオプション検査として、副鼻腔CT検査が受けられるようになりました!ぜひこの機会に調べてみてはいかがでしょうか。
※健康診断のオプション検査として実施しております。副鼻腔CT検査単独での受診はできませんのでご注意ください。
※結果は後日健康診断の結果表と合わせて一覧表で送付いたします。
こんにちは、HITO病院総合健診センターStepです。
ひと雨ごとに寒さもゆるみ、春風が心地よい季節となりました。虫や鳥たちが活動を始めるように、私たちも今までより少し、身体を動かしてみませんか?
生活習慣病や生活機能の低下を予防するには、日頃からの「身体活動」が有効といわれています。「身体活動」とは安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費する全ての動作のことで、筋トレやジョギングなどの運動以外にも、日常生活での労働、家事、通勤、通学等の生活活動も含まれます。
厚生労働省が発表している「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、今より10分多く身体を動かして健康寿命を延ばすことを目的として、普段運動を全くしない人から運動習慣を持つ人まで、何をすべきかがわかりやすく示されています。下記URLより確認できますので、これを参考に普段から身体を動かし、健康づくりに取り組みましょう!
健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド) 厚生労働省HPより
立春が過ぎ、日中には春の気配も感じられるようになってきました。暖かくなってくると皆さんが一番気になるのは、国民病とも呼ばれる‘花粉症’ではないでしょうか?
花粉症などのアレルギーによる病気を発症する人は年々増加していますが、その要因として花粉飛散量の増加や大気汚染の他に、食生活の変化(欧米化)が挙げられます。アレルゲンを遠ざけるのはもちろんですが、食生活を見直すことで身体の内側から花粉症対策をしてみませんか?
今回は、管理栄養士とのコラボ企画第4弾、花粉症対策のための食生活のポイントと、おすすめメニューをご紹介します!
・偏った食生活を避けて、バランスの良い食事を摂るように心がける。
・食事は規則正しい時間に摂る。
・肉類や高たんぱく・高カロリーの食品より、魚や野菜中心の食生活を心がける。
・体が温たまる食材を選ぶ。
・食事の量は一度に沢山ではなく少しずつを心がける。
・腸内環境を整える。
<花粉症対策に効果のある食材>
・緑茶:アレルギー症状の緩和や、アレルゲンが体内へ侵入するのを防ぐ
・大豆:細胞の潤いを守り、皮膚や粘膜を健康に保つ
・青魚:EPA、DHAが豊富。免疫力の働きを正常にし、アレルギー症状を抑える
・薬味、根菜類:温熱効果
・ヨーグルト:腸内環境を整える、体質改善
・しそ油:α-リノレン酸が豊富、皮膚炎・喘息・花粉症の症状抑制
以上のポイントを取り入れた免疫力UPメニューをご紹介します。(当院で実際に患者さんの食事としても提供しております。)
≪材料1名分≫
さわら・・・80g
練りうめ・・・6g
おろし生姜・・・1g
★濃口しょうゆ・・・4g
★みりん・・・2g
★料理酒・・・3g
★砂糖・・・1g
★だしの素・・・1g
★水・・・100cc
大葉・・・1枚
(付け合わせ)
花麩・・・2枚
だしの素・・・0.1g
水・・・適量
いよいよ本格的な冬の到来ですね。この季節に気を付けたい「ヒートショック」とその予防法をご紹介します。
ヒートショックは急激な温度差によって血圧が大きく変化することで起こる健康障害です。
室内と外の温度差はもちろん、家の中でも温度差に注意が必要な場面に、入浴やトイレがあります。
暖房の効いたリビングから寒い脱衣所に移動して服を脱ぎ、裸で寒い浴室へ入るとき、血管が縮んで血圧が上昇します。そしてそのまま熱い湯船に浸かると血管が広がって血圧が低下しますが、この急激な血圧の変動は、気を失って浴槽で溺れたり、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こし、最悪の場合は死亡事故につながります。特に気温が低い冬場、そして血管がもろくなっている高齢者や高血圧・糖尿病・脂質異常症の方に起こりやすいことが分かっています。
愛媛県はヒートショックが原因と考えられる死亡者数が全国で7番目に多く、1位は香川県です。逆に寒い北海道は46位。以外にも少ない理由には、もともと寒い地域のため家作りに工夫がしてあり、気密性が高く暖房設備も整っているため部屋ごとの温度差が少ない、ということが考えられます。
・65歳以上
・高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、睡眠時無呼吸の方
・浴室に暖房設備がない
・熱い風呂が好き
・一番風呂に入ることが多い
・飲酒後に風呂に入ることがある
1、部屋間の温度差をなくす
脱衣所や浴室に暖房器具を設置するなどして暖かくしておくことが最も重要です。
浴室内に暖房器具がなくても、浴槽にお湯を溜めるときにシャワーを使って高い位置から浴槽に注いだり、お湯を張った浴槽のフタを開けておくなどすれば、浴室内は暖まります。また、1番風呂は避けて2番目以降に続けて入ることにより浴室内が暖まっているときに入浴することができます。
2、入浴前の飲酒・食後すぐの入浴は控える
飲酒をすると血管が拡張して血圧が下がり、体が温まることでも血管が拡張してさらに血圧が下がります。飲酒後の入浴は、血圧が二重に下がりやすく危険です。また食後すぐは、食べ物を消化させるため血流が増え血圧が上がります。これらの時間帯の入浴は控えましょう。
3、入浴方法に注意する
(1)お湯の温度を 38~40 度に設定
(2)徐々に身体を温めるように手や足といった末端の部分にかけ湯をする
(3)足からゆっくりと湯船に入る
(4)長湯はせず、ほんのりと汗ばむ程度で出る
(5)急に立ち上がらず、ゆっくり湯船から出る
4、他の人に声かけをする
入浴前に家族に一声かけてから入るのも、もしものときに早く対応ができます。一人のときの入浴は避け「お風呂に入ってくるね」と声をかけましょう。
1、トイレに暖房器具を置く
人感センサー付き電気温風器や、ヒーター一体型の天井照明など、場所を取らない暖房器具も販売されています。それらを活用して、トイレに暖房設備を設置しましょう。
2、いきみすぎない
排便の際にいきみすぎると心臓への負担が高くなります。また、排便後は急激に血圧が下がり、血圧の乱高下が激しくなります。普段からの便秘対策も重要です!
多くの方からご要望いただいておりました‘アレルギー検査’が、オプションでお受けいただけるようになりました♪
健康診断の血液検査時に合わせて検査ができ、これまで気になっていた鼻水やくしゃみの原因を手軽に探ることができます。
アレルゲンには多くの種類があるため、複数の項目を一度に確認できるものをご用意いたしました。原因不明の症状に悩まされている方は、ぜひこの機会に調べてみてはいかがでしょうか。
※健康診断のオプション検査として実施しております。アレルギー検査単独での受診はできませんのでご注意ください。
※結果については後日健康診断の結果表と合わせて一覧表で送付いたします。
立冬が過ぎ、寒さが身にこたえる時期になりました。気温が下がると身体が冷え、免疫力が下がりやすくなります。それによりインフルエンザ等の感染症にかかりやすくなる他、がん、脳血管障害、心疾患などの病気を発症するリスクが上がるとも言われています。そこで今回は、管理栄養士とのコラボ企画第3弾、免疫力UPのための食事のポイントと、おすすめメニューをご紹介します!
腸には体中の免疫細胞の約7割が集結しています。免疫力を高めるには、腸の環境を改善し、その働きを活発にすることが大切です。そのためには、以下のようなことに気をつけましょう。
・栄養バランスの良い食事をする。
・規則正しく食事をとる。
・腸内細菌のバランスを整える発酵食品(ヨーグルト、味噌、漬物…)を摂る。
・免疫を担当する細胞のバランスを改善する食物繊維、オリゴ糖を摂る。
・免疫細胞を産生したり活動を活性化するのに必要な蛋白質、ビタミン、ミネラル類を摂る。
<免疫力を高める効果が特に高い食品>
きのこ、海藻、発酵食品、納豆、味噌、醤油、漬物、ヨーグルト
≪材料1名分≫
―ハンバーグ材料―
合びき肉・・・80g
みじん切り玉ねぎ・・・40g
パン粉・・・適量
薄口醤油・・・1g
牛乳・・・小さじ1
塩・・・少々
―きのこあんかけ材料―
えのきたけ・・・20g
生しいたけ・・・10g
しめじ・・・20g
グリーンピース・・・少々
醤油・・・6g
みりん・・・6g
おろし生姜・・・少々
片栗粉・・・小さじ1
水・・・小さじ1
10月はピンクリボン月間です。各地で乳がんの普及啓発活動が行われています。
当院では、マンモグラフィ-と乳腺超音波検査の2種類の乳がん検診を受診いただけますが、乳がんは自分でも発見することのできる数少ないがんでもあります。定期的な検診とあわせて、自分自身でセルフチェックする習慣をつけて少しの異変にも気づきやすくなることが、乳がんの早期発見、早期治療につながり、その後の暮らしに大きな影響を与えます。
毎月の月経終了後1週間くらいの間に、日を決めて行いましょう。また閉経後の方も毎月、日を決めて行ってください。
1.「目で見るチェック」
上半身が映る大きめの鏡で、腕を高く上げて頭の後ろで組み、乳房のひきつれ、くぼみ、乳輪の変化、乳首のへこみ、湿疹、皮膚の変色、乳房の大きさや位置に左右差がないかなどをチェックします。
2.「手で触るチェック」
1)4本の指をそろえて、その指の腹と肋骨で乳房をはさむようにして、10円玉大の「の」の字を描くように指を動かしながらチェックします。
左乳房は右手で、右乳房は左手で触れて、乳房のしこりや凹凸、わきの下の腫れやしこり、以前より硬くないか、全体に違和感がないかなど、わきの下から乳首までまんべんなくチェックしてください。
2)乳房や乳首を指先で絞るようにして、乳首から分泌物が出ないか調べます。
※特に乳房が大きい場合や下垂気味の場合は、仰向けに寝てチェックしてください。仰向けで行う場合も、触る方の腕を上げ、逆側の手でチェックしてください。
※入浴時にボディーソープの泡やボディーオイル、またはジェルをつけて行うと、乳房の凹凸がよくわかります。
「ピンクリボンと乳がんまなびBOOK」(ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト)より引用
今年は記録的な猛暑となっており、「体がだるい」「食欲がない」「眠れない」などの症状が出る「夏バテ」状態の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のコラムでは管理栄養師とコラボして、夏を乗り切る食事のポイントと夏バテ解消メニューをご紹介します!
夏バテ解消に欠かせない栄養素は「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」!
1.たんぱく質を多く含む肉、魚、大豆製品などを毎食摂りましょう!
2.新鮮な野菜や果物も積極的に摂りましょう!
(夏の太陽を浴びた緑黄色野菜はカロテン、ビタミン、食物繊維、カリウムなどのミネラルが豊富です)
3.生姜、しそなどの香味野菜やカレー粉などの香辛料を使って食欲増進!
4.クエン酸を多く含む酢、レモン、梅干しを食べて疲労回復!
先ほどのポイントをおさえて当院の管理栄養士が考案した、夏バテ解消レシピをご紹介します!
(当院でも実際に、患者さまの食事として提供しております。)
≪材料:1名分≫
豚もも肉・・・40g 豚バラ肉・・・20g
料理酒・・・少々 食塩・・・少々
片栗粉・・・適量 茄子・・・80g
赤パプリカ・・・20g サラダ油・・・2g
赤味噌・・・4g 砂糖・・・3g
料理酒・・・3g ねぎ・・・適量
≪作り方≫
1.豚肉に料理酒、食塩、片栗粉をもみ込む。
2.調味料(赤味噌・砂糖・料理酒)を合わせる。
3.茄子:大きめの乱切りにし、水にさらす。
赤パプリカ:乱切り 葱:小口切り
4.フライパンにサラダ油を熱し、中火で豚肉をこんがり炒める。
5.4に茄子と赤パプリカを加え炒め合わせ、全体に火が通ったら、2を回し入れ、ざっくり混ぜ合わせ火を止める。
6.器に入れ、ねぎを盛り付けたら完成♪
しっかり食べて、夏を乗り切りましょう!!
脱水と尿酸値の上昇に関係があることをご存知ですか?
尿酸とは、食品中や体内の細胞の中にある「プリン体」という物質が主に肝臓で代謝されてできた老廃物です。尿酸が血液中にたまり続けると結晶化し、足の付け根や関節が痛む「痛風発作」を引き起こします。
毎年夏になると痛風発作が起きるという方が多くいらっしゃいます。これは、夏は気温が高く運動をしていなくても汗をかくためで、体が水分不足になると尿酸を排泄する機能が低下し、血液中の尿酸濃度が上がりやすくなるためです。
2、食べすぎに注意
プリン体は多かれ少なかれほとんどの食品に含まれています。プリン体の摂取を減らすには、食事の量自体を減らすのが最良の方法です。
同じ食品でも茹でる・蒸す等の方法ならプリン体の他に余分な脂肪分が落ちるので、エネルギーダウンにもつながります。
3、アルコールは適量を守りましょう
アルコール類の中で、ビールはプリン体の含有量が多めというのはたしかです。
しかし、アルコール飲料に含まれるエタノールには、尿酸の産出を促し、排泄を抑制する作用があるため、ビール以外でも飲み過ぎれば尿酸値を上昇させることに変わりはありません。また、アルコールが進むとおつまみをついつい食べ過ぎてしまうことも問題です。適量を守って楽しみましょう。
【1日当たりのアルコール摂取量の目安】
・ビール 中ビン1本(500ml)
・日本酒 1合(180ml)
・ウイスキー・ブランデー ダブル(60ml)
・焼酎(35度) 2/5合(約70ml)
・ワイン 2杯弱(200ml)
※女性は男性よりも少ない量が適当
乳がんは女性の罹患率が最も多いがんの1つで、1年間に約53,000人が乳がんと診断されています。また、他のがんに比べ40歳代という比較的若い方の罹患率が高いことが特徴です。
医療技術の進歩により、世界的にみると乳がんで亡くなる人は年々減ってきていますが、日本ではいまだに年々増え続けています。これには検診率の低さが大きな要因の一つになっており、例えばアメリカでは乳がん検診の受診率が約81%であるのに対し、日本では半分以下の約35%しかありません。(40歳~69歳)
乳がんは、早期に発見できれば約90%が助かると言われている病気です。早期発見のために定期的な検診はとても重要です。たとえ症状がなくても乳がん検診を受けるようにしましょう。
≪乳がんについて詳しくはこちら≫
当院で受けられる乳がん検診には、以下の2種類の方法があります。
マンモグラフィーは、乳がんの初期症状の1つの石灰化を写し出すことができ、乳がんの早期発見に有効な検査です。
透明の圧迫板で乳房をはさみ、薄く伸ばして撮影します。当院では平成30年2月から新しい検査機器を導入しています。優しく乳房(乳腺)全体にフィットし、乳房全体に圧力が分散されるような仕組みとなっており、少しでも圧迫感の軽減に繋がるよう配慮されています。
≪マンモグラフィーについて詳しくはこちら≫
また、以下のような補助を利用すると、通常料金よりもお安く受けることができます。
・全国健康保険協会(協会けんぽ)生活習慣病予防健診とのセット受診
40歳~48歳:1,655円 50歳~74歳:1,065円
※偶数年齢のみ
・四国中央市が実施する個別検診
生年月日が昭和52年4月2日~昭和53年4月1日の方 無料
それ以外の40歳以上の方 3,500円
※受診時に無料クーポンまたは受診券が必要になります。
ご希望の方は四国中央市保健センター(TEL:0896-28-6054)へお問い合わせください。
超音波検査(エコー)は、超音波を出す器具を直接乳房に乗せて動かし、写し出された画像を見ながら診断を行ないます。
超音波は数ミリの手に触れないしこりを見つけ出すことができます。マンモグラフィーと併せて受けることで、乳がんの発見率向上が期待できます。
また、乳腺が発達している40歳未満の方や高濃度乳房の方は、マンモグラフィーでは乳腺の異常が分かりにくいため、乳腺エコー検査と併せて受けられることをお勧めします。
※乳がん検診は全てご予約制となっております。ご希望の方は下記までご連絡くださいませ。
ご自身を大切にすることが、ご家族を守ることにつながります。ぜひこの機会に乳がん検診を受けましょう。
※お問い合わせ※
社会医療法人石川記念会HITO病院 総合健診センターStep
TEL:(0896)58-8300(直通)
「気分が落ちてやる気が出ない・体がだるい・食欲がない」などの症状が出ていませんか?
ゴールデンウィークを過ぎたこの時期から、私たちを襲ってくるのが「五月病」です。良く聞く名前ですが、ただの5月病と甘くみてはいけません!まれにうつ病に発展することがあり、注意が必要です。
偏った食事は脳内の栄養不足を招き、精神を安定させる作用を持つ神経伝達物質「セロトニン」を不足させます。セロトニンの不足は、気分の落ち込みや不眠などの症状につながるといわれています。セロトニンを増やすためには、必須アミノ酸の「トリプトファン」を含む食材をとりましょう。
<トリプトファンを多く含む食材>
・大豆、大豆製品(豆腐・納豆・味噌・きなこ・豆乳など)
・牛乳、乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)
・鶏卵
・魚卵(たらこ・すじこなど)
・魚類(いわし・かつお・さけ・まぐろ・ぶりなど)
・肉類(鶏レバー・鶏肉・牛レバー・牛肉・豚レバー・豚肉など)
・野菜(ブロッコリー・にら・ほうれん草・枝豆など)
・果物(バナナ・アボカド・キウイフルーツなど)
・ナッツ類(アーモンド・ピーナッツ・クルミ・ゴマなど)
≪材料1名分≫
銀鮭・・・1切れ(70g)
こしょう・・・少々
白味噌・・・4g
薄口醤油・・・1g
みりん・・・2g
チーズ・・・10g
いりごま(黒)・・・1g
≪作り方≫
1.鮭にこしょうを振り魚焼きグリルで焼く
2.調味料(白味噌・薄口醤油・みりん)を合わせる
3.1に2を塗り、チーズを乗せ、いりごま(黒)を振り、魚焼きグリルでこんがり焼く※少し焦げ目がつくくらいがベスト♪
4.盛り付けて完成☆
バランス良く楽しく食べて、五月病を吹き飛ばしましょう!
『世界禁煙デー』は、禁煙を推進するためにWHO(世界保健機関)が制定した記念日です。日本ではこれに合わせて5月31日から6月6日までの1週間を禁煙週間と定め、各自治体で様々なイベントが行われています。
現在世界では年間に約300万人が、喫煙が原因とみられるがんや心臓病で亡くなっており、さらにその数は年々増加しています。このままでは2030年代初頭には喫煙による死亡者が年間1000万人に達するとWHOは警告しています。
また、喫煙者の近くにいる人が副流煙を吸い込むことによって起こる「受動喫煙」も、がんや脳卒中、心筋梗塞、呼吸器疾患などの様々な病気のリスクを高めることが分かっています。もし仮に「別に自分は病気になったっていからタバコはやめない!」と思っている人がいたとしても、周りにいる人の健康をも奪いかねない事実には、もう一度向き合って考えてみて欲しいと思います。
では、禁煙すると具体的にどんな良い事があるのでしょうか。以下はその一例です。
さらに、禁煙は家計の助けにもなります。1日1箱吸っている人がタバコをやめると、年間で約15万円も節約することができるんです!禁煙することでご自身の健康向上や、受動喫煙によるご家族の健康被害を回避でき、さらに節約にもなる。一石二鳥以上の効果がありそうですね!
「禁煙」が頭をよぎったにもかかわらず、「今更禁煙しても間に合わない」とあきらめている人はいませんか?
当院には『禁煙専門外来』があり、条件を満たせば健康保険等を使って禁煙治療ができます。医師があなたの喫煙状況をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方、治療の経過を見守ってくれます。禁煙中の禁断症状(イライラ、落ち着きがなくなる等)が起こっても、相談しながらうまく続けていくことができるでしょう。自分に合った方法を探して、ぜひ今日から禁煙を始めてみましょう。
内臓脂肪とはお腹の内臓のまわりに貯まる脂肪で、必要以上に増えると高血圧、高血糖、脂質異常などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。
内臓脂肪が100平方センチメートル以上+高血圧・高血糖・脂質異常のいずれか2つ以上を併せ持っている状態をメタボリックシンドロームと呼び、メタボリックシンドロームを放置すると、動脈硬化が進み心筋梗塞・狭心症・脳卒中(脳梗塞)を引き起こす危険性が高くなることがわかっています。
「内臓脂肪CT検査(ファットスキャン)」では、おへその位置でCTを撮影し、内臓脂肪面積を測定することができます。撮影時間は5分程度で、オプション検査として通常の健康診断と一緒に受診いただけます。年に一度の健康診断の機会に、ご自身の内臓脂肪がどれだけ蓄積しているかを調べてみませんか?
※この検査は既存の「腹部CT検査」とは撮影方法が異なります。
同時に検査される場合も、撮影は別に必要になりますので予めご了承ください。
ご希望の方はお気軽に下記までご連絡下さい。
■社会医療法人石川記念会HITO病院 総合健診センター Step
■TEL:(0896)58-8300(直通)
時代の移り変わりとともに私たちの生活スタイルが変容してきたように、医療技術や各種検診における検査方法も日々変化しています。その一つが「胃がん検診」です。胃がん検診には以下の二つの方法があります。
胃部X線検査は、バリウム検査とも呼ばれており、日本の胃がん検診の始まりと言える検査です。
通常、胃はX線を通過するので画像には黒く映りますが、X線を通さないバリウムを飲むことで、胃壁に付着したバリウムが白く映り、胃の形や粘膜の状態を観察できるようになります。胃壁の凸凹から病変を探すようになりますが、X線は白黒のコントラストのみで色がありません。胃がんの中には凹凸がほとんどなく、色でしか癌と判断できないもの(平坦型)もあるので、胃部X線検査だけでは、胃がんの発見には不十分と言えます。
いわゆる胃カメラ検査です。口または鼻から先端にカメラが付いた管(内視鏡)を挿入し、医師がモニターを見ながら食道、胃、十二指腸の小さな病変を見つけることができます。
胃部X線検査でがんなどが疑われた場合でも、確定診断としての精密検査として行われます。胃全体の大きさや形を見ることに関しては胃部X線検査に一歩劣りますが、それ以外のあらゆる点で胃部X線検査より優れた検査方法です。
また、内視鏡検査では、観察と同時に異常が疑われる部位の細胞を採取し細胞検査に回すこともできます。それによって早期に胃がんを発見したり、胃がんの原因と言われているピロリ菌の感染の有無を調べたりすることができます。
当健診センターの胃がん検診では、‘胃部内視鏡検査’を行い、胃がんの早期発見に努めています。
胃がんは、早い段階では自覚症状が出にくく、かなり進行しても無症状の場合もあります。定期的に検診を受けることが、早期発見のために最も重要です。せひ、お気軽にお問い合わせください!
国立がん研究センターの発表によると、2016年の「がんで亡くなった方の数」は、肺がんが1位で最も多くを占めています。
肺がんの原因の多くは、「発がん性物質の吸引」であると言われています。発がん性物質には、
・ニコチン・タールなどのたばこに含まれる物質
・アスベストなどの旧建築法施行下で使用されてきた建材
などがあります。また、ラジウムが分解して発生するラドンも肺癌の原因になる発がん性物質のひとつです。ラドンを含む温泉は健康に良いとされていますが、過度のラドン摂取は肺がんを発病させる恐れがあります。
肺がんの主な症状は、「肺機能の低下」「激しい咳」「血痰」「喘鳴」「食欲不振」「体重の減少」などがあります。しかしこれらは、病状が進行しないと症状が現れないことが多く、静かに進行していく性質を持っています。また、肺は心臓に近い器官のため、癌細胞の転移は血管を通じて全身に広まりやすい傾向にあります。肺がんは癌の中でも進行が早い部類に入るため、早期発見が治療の鍵となります。
肺がんの早期発見のための主な検査として、CT検査が挙げられます。肺を輪切りに撮影し、レントゲン写真では見えない小さな肺がんを見つけることができます。 当健診センターでは、高性能のCTを導入しており、ご希望の方には通常の健康診断に追加して受診いただけます。
■従来の一般的なCT装置と比較して4倍以上の超高速スピードでの撮影が可能になります。
■1/8~1/40という非常に僅かな放射線被ばく腺量を実現できます。
■息止め時間の短縮や特殊な撮影が可能となります。
・胸部CT ¥7,560
・肺がん検査セット(胸部CT+SCC) ¥8,640
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